<提供:新刊JP>
……健康な脳――「健脳」で居続けるための方法を教えてくれるのが、↓だ。……
死ぬまでボケない 1分間“脳活”法 (ワニブックスPLUS新書)/帯津 良一、鳴海 周平

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■「健脳」習慣は何歳からでも遅くない
――脳活は、何歳くらいから始めておくといいのでしょう?
鳴海:いくつからでも大丈夫なのですが、早いに越したことは無いと思います。
出来れば、30代くらいから始められるのが最高ですね。
ただ、何歳からでも遅いということはありません。80歳、90歳の方でも、脳活をやることによって、健康な脳――「健脳」を維持していけるはずです。
いくつからでも大丈夫、特に、身体の末端を使うことが、脳の活性化につながります。……
――女性は、日常的に料理をしたりして自然と脳活が習慣化されていると思いますが、男性は料理をしない人が多いですよね。シニアの男性ならどのように末端を使うと良いでしょうか?
鳴海:おすすめは「楽器」です。…… 若い頃にやっていた楽器でも、まったくやったことのない楽器でも大丈夫です。一番楽しく感じられる楽器の練習や演奏をするのがいいですね。
実は、認知症に掛かりにくい人がやっている、と言われる趣味や習い事が3つあるんです。それは「楽器」と「ダンス」と「ボードゲーム」。この3つの内どれかをやっている人は、認知症に掛かるリスクが少ないそうです。……
■「体の末端の刺激」と「デュアルタスク」が脳を活性化させる
――指や手と頭を一緒に使う料理や楽器、体と頭を使うダンスなど、「何かを同時に行う」ということが脳には良さそうですね。
鳴海:そうです。2つ以上のことを同時にする「デュアルタスク」というのは脳にとてもいいんです。
漢方薬の考え方もそうなのですが、一つの原料よりも、相性のいい原料をいくつか合わせたほうが効き目は増します。
同じように、脳も一ヶ所だけが活性化するより、脳の複数の箇所が同時に活性化するほど相乗作用が起きるのだと思います。……
――やはり、日頃からから心がけていることが大事なんですね。
鳴海:そうですね。…… 105歳で現役のお医者さんをしている日野原重明先生の健康法は「楽を嫌うこと」なんだそうです。
エレベーターと階段があったら階段を選ぶ。野菜の皮を剥くときも、ピーラーではなく包丁を使う。
そんな風に、何かをするときには、あえて面倒な方を選ぶ。
そうすると、自然に体を使うことになるので、体も脳も元気でいられると。
また、「双子で100歳」ということで、ご存命のときにメディアに出ていらした「きんさんぎんさん」も非常に良い事を仰っていました。
それは、健康の秘訣を聞かれたときに「食べ過ぎないこと」と答えていたんです。……
腹八分目に抑えるためのよい方法は、「ゆっくり、良く噛んで食べること」です。
脳には、満腹中枢というのがあるのですが、胃が満腹の状態になってから満腹中枢が「もう満腹だよ」っていう信号を出すので、「もう満腹」と思ったころには、本当は食べ過ぎなんです。……
よく噛んで食べると、顔全体の筋肉が動くことで、末端から脳を刺激することになりますから、脳活にもなり、内臓も健康でいられるので一石二鳥ですね。
■「脳によくない」生活、3つの習慣とは?
――では、「こういう生活は脳によくない」ということはありますか?
鳴海:大きく分けて3つあります。
1つは、「あまり体を動かさないこと」です。
これは、さっきの末端にも関係してくるのですが、皮膚というのは全体的に末端なんです。皮膚刺激というのは脳に直接関係していて、体を動かす機会が多い人のほうが、皮膚に与える刺激も大きいし、その分、脳にも刺激がいきますよね。
それに、体を動かしていると血液の流れが良くなるので、脳への血流も良くなります。だから、あまり体を動かさないと、脳も活性化しないのです。
2つ目は、「目を動かさないこと」です。
…… 認知症の患者さんは、あまり目を動かさないといわれています。
……読書は読もうとしないと読めないですし、目も動いて、脳も刺激される。だから脳活的には良い習慣といえるでしょう。
そして3つ目は、「変化の少ない生活」です。
脳は、新しい体験を喜ぶようにできています。今まで経験したことがないとか、普段とは違うことをすると、脳がすごく活性化するんです。
その逆の、変化の少ないマンネリの生活は、脳によろしくないわけです。……
ちなみに、脳は変化を喜ぶのですが、これだけは変えないほうがいいよというのが一つあります。
それは「生活のリズム」です。
決まった時間に起きて、決まった時間に寝る。そういう規則正しい生活リズムの中で、運動や変化に富んだ生活をしていると、認知症にはかかりづらいようです。……
お元気でかくしゃくとしていらっしゃる日野原先生にあやかりたいですよね。
私は、楽を嫌っているわけではないのですが、エレベーターより階段を選びます(節電のため)し、ピーラーは使いません(包丁の方がお料理をしている感があるので)。
期せずして、この習慣は脳のためにもよかったのですね。
腹八分目と規則正しい生活のリズムについては、これからの課題。
老後は、ピアノとダンスを楽しみたいと思います。
目指せ! いきいきるんるん♪おばあちゃん。(笑)
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