2017年、転職の勤務条件は交渉時代へ?…その注意点≪続きを読む≫
<提供:R25>
労働人口減少の折、転職市場においては労働者優位ともいえる昨今。そんな情勢を受け、転職市場では、面接の際に求職者が企業に勤務条件を“交渉”するような潮流が生まれつつあるという。
「こうした動きをリクルートキャリアでは、『ライフフィット転職』として2017年のトレンドになると予想しています。働き盛りで能力もあるのに、子育てや親の介護といった様々な事情で従来通りの勤務形態が難しい方は数多くいらっしゃいます。ライフフィット転職は、そうした人が“自身の生活と仕事を考慮した勤務条件”を能動的に企業と交渉するものです」(『リクナビNEXT』編集長・藤井薫氏)
最近では、家庭の事情や健康的な理由だけでなく、学びながら働く人、現職をしながら別の仕事や活動をする「パラレルキャリア」を積む人もいるという。労働者のあり方が多様化するなか、企業側も、個々のライフスタイルに合わせた勤務条件を用意することで、働き手のパフォーマンスを引き出せ、長く定着してくれると理解し始めているという。
リクルートキャリアが法人営業担当者に行ったアンケートでは、「個人が提示する条件交渉を行う企業の割合」が全体の14.3%。ここ3年で10ポイント近く上昇している。一般化しているとまではいかないものの、「ライフフィット転職」のトレンドの兆しは見られるようだ。……
実際に転職者自ら企業側と交渉する際、気を付けるポイントなどはあるのだろうか?
「一番は言い出すタイミングで、最初から要望ばかりを先にお伝えしないことだと思います。本来面接は、募集ポジションに対する企業と求職者双方の経験・希望の合致度をすり合わせる場。どうしても譲れない要望がある場合は、内定後の条件面談などで真摯にお伝えしましょう。重要なことは、入社後の双方にずれが生じないように、どういうふうに働きたいのかを明確にすることです。明確にしたうえで、企業に判断してもらうことが、お互いにとって幸せな働き方に繋がると思います」(リクルートキャリア・シニアコンサルタント箕輪真人氏)
さらに、ライフフィット転職を実現するためには、日ごろから仕事での専門性や強みを持つために努力することも大切だという。
「企業の競争力向上にとって不可欠な人材であれば、勤務条件について柔軟に配慮する傾向は、あらゆる職種に広がっています。大事なのは将来的に親の介護などに直面した際に、ライフフィット転職ができるよう、自分を磨いておくこと。常に学び続ける人を企業は評価します」(藤井氏)
自らを向上させる意識を持っているビジネスパーソンこそ、公私ともに望む生き方を実現できるのかもしれない。
自分の生活スタイルを大切にしながら働ける職場探しができる時代。
少子高齢化社会による人手不足が、転職先で交渉権を持ち得るビジネスパーソンを誕生させています。
でも、企業が欲する人材として、何らかの強みがない限り、それは絵に描いた餅。
親の介護などいつどうなるかわからない不確定要素に対しての準備として、自分磨きは怠らないようにしましょう。
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