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…… ちょっとした一言、不意に送られてくるメール、ブログへのコメントが、なぜだか気になる。いちいちイラッとさせられる。根は悪い人ではないのに、なぜこんなにも嫌悪感を抱いてしまうのだろうか。
無論、性格自体が合わないというケースも中にはあるが、大概は人として嫌いなわけではない。なのに、カチンとくる。同じことを別の人に言われても、まったく気にならないのに。この違いは何なのだ!
言葉のチョイスひとつで、良い人にも悪い人にもなれる
思い返してみると、そういう人たちは総じて「言葉のチョイス」に問題がある。……
ほんの些細な言葉の違い、言い回しによって、受ける印象は180度変わってくるのだから、日本語は難しい。何気なく発した言葉が、意図しないところで相手を傷つけてしまったり、怒らせてしまうことも往々にしてある。せっかくなら、日本語をうまく使いこなして、"感じのいい人"になろうではないか。
大人としての言葉選び
大人の言葉の選び方/石原 壮一郎

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↑には、大人として使いたい言葉が、シーン別に紹介されている。その中から、仕事だけでなく、プライベートでも使える事例をいくつかピックアップしてみよう。
【CASE1】なにかしてあげたお礼として、予想外の高級そうなお返しを頂いたとき
Good→「かえって気を遣わせちゃって申し訳ない。ありがとう!」
Bad→「こんな気を遣ってくれなくてよかったのに」
意味合いとしては同じだが、後者はせっかく気を遣ってくれた相手の行為を否定することになるので、ちょっと失礼。時に謝ることで感謝の気持ちを伝えられるのが、大人の妙技である。
【CASE2】相手が地震や台風などで被害を受けたとき
Good→「◯◯さんに怪我がなかったのが何よりです」
Bad→「その程度で済んでよかったですね」
慰めるつもりで言った台詞でも、後者は相手はカチンとくる言い方。デリケートな場面での言葉のチョイスは慎重に。
【CASE3】SNSなどで、的外れな受け取り方をされたときの返信
Good→「いろんな受け取り方があるんですね。勉強になりました」
Bad→ムキなって反論する
自分が書いた投稿に対して的外れなコメントをされた場合、躍起になって反論するのは大人ではない。サラリと流す対応をすることで、やり取りを見ている第三者は、まともに相手にしない大人っぷりを評価してくれるはず。
言わなくてもわかるはず、は存在しない
…… どんなに親しくても、たとえ家族でも、人間はひとりひとり考え方や感じ方が違います。近しい相手には「言わなくてもわかってくれるはず」という思いを抱きがちですが、それは勝手な期待を込めた幻想であり、一種の甘えと言っても過言ではありません。……
ちょっとした言葉の言い回しで、相手に対する印象が変わるのは、確か。
ただ、言われた方はイラッとするけど、言った方に悪意はなく、気づいていないことが多いでしょう。
私も、私の与り知らないところで、加害者になっているかと思うと、申し訳ないです……。
なるべく、自分の思いがいい意味で素直に伝わるようにしたいですね。
「言わなくてもわかる」は、近しい人ほど抱く思いですが、きちんと言葉に出さなくてはね。
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