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あの世へ逝く力/小林 玖仁男

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↑ ……「間質性肺炎」という進行性の難病により、早ければ2年半ほどで死に至ると宣告を受けたというのです。
つまり本書は、死の宣告以来書きつづっていた、自分の心の対話や葛藤、本音を洗いざらいまとめ、あとに続く人たちのために遺したもの。いわば、“死の前に整えたい気持ちの準備書”だといいます。
■「死んだ気になって」の真実とは
…… 健康な人の「死んだ気になって」は、ガムシャラ、貪欲、足し算、かけ算、プラス発想。……
ところが死ぬ人の「死んだ気になって」の真実とは、冷静沈着、引き算、マイナス発想、ロスをしない、確実性を求める総決算発想。……
いままでは、なんでも無限にできるような気でいたからこそ、気持ちだけ先で、後回しになることも多かったのだとか。しかし人生の集大成には(せめて熟年になったら)、死ぬ前の「死んだ気になって」の発想で、確実にやり遂げることも大切だと考えるようになったそうです。
そういう気持ちで、未来の残された時間を計算しながら仕上げていくと、ミスやロスや無駄がなくなることに。つまり効率がよくなるわけで、いままでにない新しい発見や、具現性のある答えも出るといいます。
■死ぬ前に夢や計画の多くを断捨離
…… 具体的には、いろいろな夢や計画の多くは断捨離をし、そうしたうえで考えたのは、「自分はなにとなにをやらなければならないのか?」「なにをやりたいのか?」「なにができるのか?」ということ。
■最後の願いは「8本」に限定した
まず、「事業」「著述業」「身内」「社会奉仕」の4つの方面でやりたいことを2つずつに絞り、順番を決めていったのだそうです。……
時間も体力も精神力も限られていくからこそ、もっとしたたかに、そろばんずくで考え、効率的に仕上げていかなければならないと考えているのだとか。
仕事を「片づける」は、「形づける」「価値づける」ことでありたいと思うのだそうです。……
100際まで生きるつもりで、のんびりしていた私。
もちろん、明日、何が起こるかわからない。
私の明日の保証などないということ。
理念的に理解はしていても、実感が伴わないまま。
そんな私が目から鱗だったのが、「片づける」≒「形づける」≒「価値づける」。
仕事に限らず、そうだと思う。
「なにをやりたいのか?」「なにができるのか?」
改めて考えてみたい。
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