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↑「倫理なき『ブラック士業』に気をつけろ!
弁護士・司法書士・社労士・税理士」より
社員を自殺に追い込んだ場合の策を指南する社労士や、成年後見人となって高齢者の虎の子を吸い上げる弁護士、大手を振って脱税する税理士など……。
モラルや法律の一線を軽々と超えて振る舞う汚れた士(サムライ)の実態に迫った。……
社労士の合格者増で
ブラック社労士も急増
従業員に血も涙もない社労士は彼だけではない。
ブラック企業問題に長らく取り組んでいるNPO法人POSSE代表の今野晴貴氏は「あれは過激に書き過ぎた感じですが、方向性自体はブラック社労士の典型といえるものです」と語る。
企業に違法な入れ知恵をするブラック社労士は、社労士試験の合格者が増加した’00年前後から見られるようになったそうだ。
「企業の保険業務を担う社労士はすでにベテランでいっぱいなので、新しい人は開拓分野といえる労使紛争アドバイスのほうに流れていきました。
もちろん真面目な人が大半ですが、そこに手段を選ばないブラックな人材も紛れ込んでいるんです」
それがここ数年で急増した。……
ブラック企業ビジネス (朝日新書)/今野晴貴

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背景には日本独特の
労使関係がある
…… 残業代や雇用についてなあなあになりがちな日本独自の労使関係だ。
経営者側の立場で労務関連のアドバイスを長年続けている弁護士のT氏はこう語る。
「勝手に早出したりわざと遅く仕事して残業するような社員でも裁判では勝ち目がある。
先日も、飲食店のバイト未払い請求が一流ホテルの料理長クラスの単価で計算されて、通ってしまいました」
背景には労働法規が作られた時代とのズレがある。
「労働法規は明治時代の過酷な工場労働の保護法制という建前から抜け切れていない部分があるので、現実とはかけ離れた判決が下される可能性があります。……」
「グレー企業」になりなさい! 中小企業が生き残るための「究極の経営戦略」/長尾 雅昭

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※書名の「グレー企業」は、ブラック(違法)ではない範囲で、現実的な社則を作るという意図。
↑を著したベテラン社労士の長尾雅昭氏は労使関係の変化も関係しているとみる。
「’00年代から従業員と会社側が1対1で話し合う個別労働紛争が増えました。
団体ではないので、なかには突飛な主張をしてくる従業員もいて、手を焼いている経営者は少なくありません」
そこにブラック企業がつけ入る隙が生まれた。……
検索の結果辿り着くのが、「首切りブログ」のような過激な士業というわけだ。
では、この暗黒スパイラルに巻き込まれないためには、どうしたらいいのだろうか。
「契約書や就業規則があいまいな会社には近づかないことが一番です。
ブラック化した企業には社長がお人好しだったりする場合が意外と多いんです」(T弁護士)
人治より法治……これが身を守る鉄則だとT弁護士は言う。
「もちろん、真面目な人が大半ですが」というここをもっと強調してほしいですよね。
食べれないからと労使紛争ビジネスに参入し、ブラックに手を染めている社労士は、一握り。
大半の社労士は、労使紛争を招かないように、奮闘努力しています。
ただ、やはり需要と供給のアンバランスが、ブラック士業を生み出しているのは、事実だと思います。
そういう意味では、昨年の社労士試験で合格者を絞ったのは、筋が通っているのかも。
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