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↑「欽ちゃんのボケないキャンパス珍道中 連載8」より
…… 「欽ちゃん、今度うちの陸上部に来て、選手たちに何か話をしてくれないか?」
そうしてぼくは駅伝チームの「スペシャルサポーター」なるものに任命されちゃったの。……
この日に印象的だったのは、「欽ちゃんに質問のある奴はいるか」と監督が言ったとき、おずおずと手を挙げた二年生のK君の言葉だった。
「長いあいだ第一線を歩く秘訣を教えてください」……
「どんな世界にいても、ぼくらは成功や失敗をする。
そのなかで何かを続けていく秘訣は、成功したときに喜ぶ時間を短くし、同じように失敗したときも悲しむ時間を短くすることだよ」
それはプロフェッショナルであり続けるためのぼくの基本姿勢だった。……
テレビの業界でも高視聴率を取ると、お祝いにパーティーなんかを開こうとする人がたくさんいる。
だけど、そんなふうにいつまでも喜ぶのが、ぼくは好きじゃない。
次のステージを目指そうとする人間は、そもそもパーティーなんかしないものだよ。
同じく番組が失敗したとしても、くよくよ「何がいけなかった」と反省会を開いたりしない。
喜びも悲しみも所詮は一時のこと。
過ぎ去った過去にこだわらず、常に「次」へ気持ちを最大限に持っていく人だけが、様々な世界で生き残っていくんじゃないかな。……
じゃあ、そのために必要な努力についてはどうだろう。
そこにもちょっとしたコツのようなものがある、とほくは考えているんだ。
それはね、練習の「つらい」を背負うのではなく、「周りが自分を見ている」という「思い」を背負うように環境を整えること。……
努力というのは、「頑張ろう」と思うだけでは、サッパリ実を結ばないやっかいなモノだ。
自分のための努力なんて、結局はいつでも投げ出せちゃうからね。
練習の「つらい」を乗り切るためには、期待されたり注目されたりする必要がある。
誰かのための努力なら簡単には投げ出せない。
だから、人は期待されればされるほど努力をするし、ひとりでに」強くなっていく。
たとえ錯覚でもいいんだ。
「見られている」という自覚が、練習の量と質を向上させる、っていうのが僕の考え。……
さすがは欽ちゃん。
説得力がありますし、本当にそうだと思います。
〝喜びも悲しみも短く〟は、肝に銘じたいですね。
以前、私は職場の同僚に「あなたは努力しているつもりはなくても、本当は努力している」と言われたことがあります。
その時はピンとこなかったのですが、私は自分のための努力はできないけれど、人のための努力ならできたのかもしれません。
自分では努力とも思わずに。
そう、〝誰かのための努力〟をしよう~♪
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