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「会長樋口武男の複眼対談第63回
吉村作治 エジプト考古学者・東日本国際大学学長」より
吉村/…… 先生を指導教官に、エジプト研究会というサークルをつくり、一生懸命やりましたよ。
でも、本を読んで勉強してもはじまらない。
やっぱり実際に行きましょうと先生に持ちかけたんです。
でも「きみ、それは無理だよ。お金もないのに」と言うから、「わかりました。お金は何とかします」と、僕がまた偉そうに言ったんです。
樋口/当てはあったんですか?
吉村/全然ない(笑)。
いろいろ考えて……、飛行機代をタダにして、向こうで使うクルマは自動車会社から借りて、あとは食料を缶詰会社からもらえば、そんなにお金がなくてもいけるんじゃないかと、僕は結論を出したんです。
樋口/割とおおざっぱですな。(笑)
吉村/でも航空会社には相手にされず、客船もダメ。……
タンカーだったらなんとかなるんじゃないかと、いろいろな会社をまわりました。
で、最後の最後に行ったのが大協石油だったんです。
こっちも必死ですよ。
受付のお嬢さんから「お約束は?」と聞かれたから「アポはとっています」と口から出まかせを言ったら、たまたま同じ時間にアポイントをとっている人がいたんですね。
社長がその人と勘違いして会えたんです。
樋口/それはラッキーでしたね。
吉村/…… そこで単刀直入に「タダで船に乗せてください」と頼んだんです。……
樋口/粘りの勝利ですね。
吉村/僕は「だめだ」って言われると、「行ける」と思うんですよ。
樋口/創業者の石橋信夫も「営業は断られたときに始まる」が持論でしたよ。
それにしても先生は強運の持ち主ですね。
吉村/すべて運ですね。
樋口/創業者も……「わしは運が強かった」と言っていましたからね。
吉村/自分の実力だと言う人はすぐ潰れます。……
吉村先生の知恵と熱意に脱帽!
それにしても、「断られたときに始まる」というのは、営業経験者が大きく頷くところですよね。
もちろん、たまたまタイミングがよく、スムーズにうまくいくこともありますが、それはレアケース。
断られて、断られて、その中で信頼関係を築いていって、というのが一般的なパターンでしょう。
そして、「自分の実力だって言う人はすぐ潰れます」というのも、なるほどと思います。
運を大切にしたいですね。謙虚に。
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