……線職場環境を目覚ましく変革した介護現場がある。社会福祉法人 合掌苑(東京都町田市)だ。離職率が高いこの業界で、3年間、離職者(1年以内)ゼロ。それは、2012年から職員の採用方法を大幅に見直したことにある。同苑採用担当・加藤洋子さんが語る。
「2009年の年間離職者は10%を超えていました。サービスの品質向上のためには、長く働いているスタッフが多いことが重要なポイントですし、人が足りなくなると“誰でもいいから採用しなきゃ!”と誤った判断をしてしまうことがある。
まず見直したのが、採用のプロセスです。合掌苑の理念に共感し『ここで働きたい』という気持ちの高い人材を採用するプロセスを作りました。面接をして、通過した人には4日間のインターンシップをしてもらいます。身体の介助も含めて、現場をしっかり見ていただきます。その後、グループワークや面接を繰り返し、本当にここで仕事がしたいかどうか、確認します」
以前は学歴や専門的な知識を重要視し、採用していたが、そうした意識も変え、人間性に着目している。働き始めてからの環境改善にも力を入れた。
「日勤、夜勤と勤務時間が不規則なのは、スタッフにとって負担になる。そこで、2011年から夜勤専従スタッフを確保するようにしました。また、10日~2週間の連続休暇も取得できるようにしています。身心共に健康な状態でいることが、サービスの質の向上や安定、入居者様にとって安心した生活につながると考えています」(お客様相談室マネジャー・神尾昌志さん)
介護業界の離職率の高さは、つとに有名。
でも、それは工夫次第で変えられる、というよきお手本ですね。
知識はないよりもあった方がいいでしょうが、もっと大事なものがあります。
そこに目をつけたのが、功を奏したのでしょう。
採用にひと手間かける。
働く環境を整える。
それでこんなに結果が違ってくるのですよ~。
下記の画像をクリックしてくださると、
ランキングのポイントが入ります

るんるん♪応援をよろしくお願いいたします
