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↑ 「加齢なる日々 プラチナ人材
小川有里」より
幾つになっても人生をより豊かにするドアを見つけることができる、開けることもできる。
A子さんの話を聞いてそう思った。
A子さんは関西に住む70歳の熟女。半年ほど前のある日。1枚のチラシが目に飛び込んできた。
<プラチナ人材募集>……
募集しているのはA子さんの家から徒歩5分のところにある老健(老人保健施設)だった。……
A子さんは採用され、週4回、午後5時半から7時まで働くことになった。……
A子さんの仕事は認知症の夕入所者の食介助と見守りだ。……
「あなたが来てくれて助かっている」とスタッフに言われた。
忍ぶれど色に出にけり熟女の実力、であろう。A子さんが話す。
「この仕事を始めて、認知症の人には対応の仕方が重要だと学びました。
対応する側の性格も関係すると気付きました。……」……
「食事が終わると、すぐに席を立って廊下をスタスタ歩き始めるお年寄りがいます。
そういう場合『勝手に行ってはだめよ』ではなく、黙ってあとをついて行きます。
何回かついて行くうちに、この角を曲がったあと必ず引き返すということがわかりました」
そこでA子さんが試しにその角の手前に立ち、彼女が引き返して来たとき、笑顔で声をかけてみた。
「○さん、お帰り。待っていたのよ」
すると、それまでまた違う方向に行っていた○さんがうなずき、素直にA子さんの後について食堂に戻るようになったそうだ。
やっぱりプラチナ人材だなあ。……
プラチナ人材とは、言いえて妙ですね。
いいネーミングです。
しかも、A子さんの対応の素晴らしさは、さすが!
誰でも齢を重ねます。
プラチナ人材になりたいものですね。
うまく活用すれば、WIN-WINですぞ。
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