「白取春彦さんのケアノート」より
……介護を始めて半年ほど過ぎたある日、突然、心境が変化したという。……
買い物に行き、青空の下を自転車で走っていたら、急に目に入る景色のすべてがクリアになり、すがすがしい気持ちになった。
介護はしんどいけれど、とにかく父に3食、うまいものを食わせよう、という気持ちになったのです。
一種の覚醒体験でしょうか。
苦しい行をした僧が悟るとしたら、こんな気持ちになるのかもしれません。
「事実を認める」ということだと思うのです。
介護を嫌だ嫌だと思っていた「感情」がなくなり、自分がやるしかないという「事実」だけを見ることができるようになったのです。
多くの哲学者が言っていることですが、人の考える「事実」の中には、思惑や妄念、想像や期待が含まれています。
「どうして私が」「こんなはずではなかった」と思うと、物事がすべて苦しくなる。
ヘルパーさんに一度、「どうしてこんなしんどいことができるのか」と尋ねたのですが、答えは「仕事だから」。
なるほどと思いました。
感情を排除し、「仕事だからやらねばならない」という事実だけを見ているのですね。……
社労士スタッフ時代は、私も給与計算をやっていました。
それこそ「仕事だから」。
好き嫌いで言えば嫌いですが、雇用される身で、選べる立場ではありません。
淡々とやっていました。
まさしく「仕事」のなせる業。
この“威力”をうまく活用したいですよね。
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