
9/8 日経新聞夕刊
「本物のおもてなし53年」より
…… 東京・内幸町の帝国ホテルで53年にわたり客室係を務める小池幸子さん(71)は、上品な着物姿と笑顔で今日も宿泊客を出迎える。
2004年に定年を迎えたが、「特別社員」の客室課マネージャーとして、今も接遇に当たっている。……
フロントや、自身で持ち歩く館内用の携帯電話に、各界の名士から「(接遇は)小池さんでお願い」とご指名で宿泊予約が入る。
自前の着物で仕事を許されるのも小池さん一人。
そんな社員はほかにいない。
入社以来のべ7万人以上を接遇。
1980年(明治23年)に「日本の迎賓館」として開業したホテルにあって、伝統の「おもてなし」の真髄を受け継ぐ、なくてはならない「お母さん」だ。……
埼玉から2時間近くかけて毎朝午前7時に出勤する。
休みも客の都合次第。
古希を超えてなおハードな仕事をがんばれるのはなぜ。
「私、このホテルが好きなんです。
お客様にお会いするのがとても楽しい」
9/09 日経新聞夕刊
「行間読んで先回り」より
……小池幸子さんのすごさは、客の「言葉にしないリクエスト」に応えてしまうところだ。
例えば、客が気の向くまま館内の美容室に行けば、スタッフから「いらっしゃると思っていました」と迎えられる。
驚いて理由を聞くと、「小池さんから聞いております」。
客の言葉の端々から感じ取り、小池さんが先回りしておくのだ。
万事その調子。
客の好みの室温を把握し設定する……
かゆいところに手が届くおもてなしに、客らは「帝国ホテルに来ると、家に帰ってきたようだ」と口をそろえる。
だが、「お客さまが望むサービスを察して提供するのが、帝国ホテルならではのおもてなし。
ごく当たりまえのことなんです」と小池さんはこともなげに言う。……
さすが!
すばらしいおもてなしに感動しました。
「行間読んで先回り」は誰にでもできることではありませんが、心がけたいですね。
71歳でその働きっぷり。
齢のせいにはできない、と思いました。(笑)
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