
何でも、私たちはありのままの世界を見てはいないそうです。
眼から入ってきた光を通じて、対象物の姿を脳で映像化していますが、リアルに再現しようとすると、膨大な情報処理が必要となり、生活に支障が出てしまいます。
それで、自分にとって重要なものだけを効率よく引き出して、うまく再構成しているそうです。
私たちの見ている世界は、主観的に脳で再構成されたものであり、絶対的なものではないわけです。
このことがよくわかる例があります。
ニコンHP キッズアイランド 「チョウは、人と同じように花をみているの?」より写真を拝借しました。
モンシロチョウの写真です。
普通のカメラでとると、オスもメスも白く見えます。

でも、紫外線カメラを通すと、オスは黒く見えます。
紫外線を認識できる動物にとっては、オスとメスの色は違いますが、私たちは一緒に見えます。
それから、皆さんよくご存知の錯視。
<錯視1>
<錯視2>
対象物の物理的な性質と、私たちの視覚システムによる見方との間に生じるズレが顕わになっています。
脳は、外界の情報を忠実に再現していません。
私がピンクをイメージカラーにするようになってから、やたらピンクが目につくようになったのも、むべなるかな。
それまではカットしていた情報をすくいあげるようになったからですね。(笑)
だとしたら。
自分が欲していること、必要なことは、常に意識しているといい、ということですね。
<参考資料>
心の多様性: 脳は世界をいかに捉えているか/東京大学出版会

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