
引き続き、柴田孝之著『試験勉強の技術』より
77 天命を待てるほど人事を尽くせ
自分が勉強をしていても、何らかの不安を感じるのは、自分に後ろめたいことがあるからです。
これは、自分ができることをすべてやりきっていないからです。……
人が安易な道についてしまうのは、後でどうなるのかという想像ができないからです。
世の中には、目の前しか見えない人がいます。
朝三暮四といいますが、そういう他人を見かけると愚かに感じます。
しかし、自分が同じ状態に陥っているのは、なかなか気がつきません。
後で困った状態になっても、自分が先に手を打たなかったことが悪いとは思いません。
この積み重ねの先に待っているのは、時間と手間、お金を浪費したという結果と疲労感だけです。
確かに自分にできる手を尽くしたとしても、必ず成功できるとは限りません。
結果は出ないかもしれません。
ただ少なくともいえるのは、手を尽くせば、結果が出なくても、後悔はないということです。
やるだけのことをした以上、自分に非はないからです。
疲労感も残りません。
素直に次の目標に切り替え、自分の能力を高めるための次の手を打つことができます。
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があります。
世間の人を見る限り、天命を待つだけの人が多すぎます。……
しかしそれでは、天は味方してくれません。
「天は自ら助くるを者を助く」のです。
やるべきことをすべてやる、人事を尽くして初めて天命を待ち、それを受け入れるだけの余裕が出てくるのです。……
人事を尽くさず天命を待った私は、立つ瀬がないのですが……。
後でどうなるかという想像力の欠如が、安易な道に走らせる。
確かにそうだと思います。
これまで人事を尽くされてきた方。
その調子で進んでください。
これまで人事を尽くされなかった方。
まだ大丈夫。まだ間に合います。
これから人事を尽くしてくださいね。
勝負はこれから!
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