「フレンチシェフ坂井宏行さん
自分がハッピーでないといけない
仕事忘れる時間 余裕生む」より
和裁をしながら3人の子供を女手一つで育て上げた母。
「手に職をつけなさい」が口癖でした。……
人生を変える出来事が起きたのは、鉄板焼き店で働いていた28歳のころ。
鬼怒川ホテルのオーナーだった金谷鮮治さん(故人)との出会いでした。
当時、フレンチレストランのシェフを探していた金谷さんは「有名レストランのシェフは斬新なアイデアが出にくい」と私を料理長に抜てきしたのです。
そばが1枚100円の時代。
3万円のコース料理を出すレストランの料理長という重責に押しつぶされそうでした。
そんな私を救ってくれたのが、開店1ヵ月後に金谷さんがかけてくれた言葉です。
「おいしい料理を作り、楽しむ時間を提供するには、自分がハッピーでないといけないよ」。
有名人の顧客が多く、毎日、緊張しながら料理を作っていた私にとって、ゆとりが生まれた瞬間でした。
仕事以外に打ち込めるものがないと余裕は生まれません。
余裕のなさは料理にも表れる。
体調不良を我慢して作った料理に、常連客から「今日の料理はお金を払う価値がない」と厳しい評価を受けたこともあります。
それからは開店前、身体を積極的に動かしたり、ファッションにも気を配ったり、仕事を忘れる時間を意識的に作りました。……
従業員には「仕事は80%でいい」と言い聞かせています。
お客さん全員を満足させようとすると、余裕がなくなり疲弊する。
100%の力を出し続けられなくても、80%なら続けられる。
20%は自分の幸せのためにとっておくことを心がけてほしい。
その姿勢がおいしいフレンチ作りにつながるのだと、今も信じています。
わっ。
るんるん流にお墨付きをいただいたようで、嬉しいの何のって。
子供の頃から「髪振り乱して、○○しない」をポリシーとしてきた私。
ガツガツ頑張らない割にうまくいくのは、自分がハッピーで、20%の余裕がいい形で作用しているのかも。
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合格の桜咲くように 縁起のいい富士山




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