悪ふざけ投稿を未然に防ぐヒントは「(投稿が)起きていない店舗」にもありそうです。
たとえば日本マクドナルド。
長年かけて「この店のために働こう」と思える環境づくりに取り組んできたこともあり、16万人のアルバイトがいるのに、いまのところ悪ふざけ投稿は起きていません。
顧客だけでなく「従業員満足度」も重要なのです。
これを読んで、私は思いました。
ディズニーランドであれば、そうかもしれない。
でも、マックでは、ちょっと……。(マックさん、ごめんなさい)←私は関東なので、マクドではなく、マック派。
それで、何か他の理由があるのではないかと思い、「なせマクドナルドには悪ふざけ投稿がないのか」と検索してみました。
そうしたら、今年1月の社内通達文書に遭遇↓
日本マクドナルド
ソーシャルメディアの利用に関するルール
(※ソーシャルメディアとは、Twitter、Facebook、mixi、LINE、2 ちゃんねるなどのインターネット上のオンラインサービスのことを指します。)
ソーシャルメディアでの発言は、誰が発言しても、どんな内容の発言でも、社会に駅用を与えます。
それは良い影響を与える場合もありますが、ルールを守らないと、悪い影響を与えることになります。
そこで、会社の事業や関係者への情報上のリスクを最小限に抑え、皆さんや関係者がトラブルに巻き込まれないようにするために、ソーシャルメディアを使う際には以下のルールを守りましょう。
1、社会、倫理に反する投稿や発言は行ってはいけません。
NG:車椅子って邪魔じゃない?
NG:今日来たお客さん、超キモかった!
2、不用意な発言は、あなたやあなたの家族、友人、職場の同僚に多大なる迷惑をかけます。ソーシャルメディア上での発言には、関係者でない方のプライバシー関することも含めて、充分に注意してください。
NG:今日バイトしてたら、芸能人の○○が彼氏と来た!!
3、ソーシャルメディアはプライベートな場ではありません。匿名性が破られる場合もあります。誰でも見ることができると考えましょう。
4、マクドナルドの商品やサービスについて、会社を代表して語ることができるのはマクドナルド本社の広報担当者に限ります。
あなた個人の発言のつもりでも、「マクドナルドの関係者」と見られる場合があります。マクドナルドに関する発言は、あなたの個人的な意見だと明確にしましょう。
NG:店舗での対応や手順の変更について、フォロワーの皆様からお問合せをいただいておりますが、企業秘の情報もあるのでお答え致しかねます。
OK:チキンタツタ美味しい! 一番好きなバーガーです!
5、業務を通じて知り得た情報は、マクドナルドが会社として発表しない限り、ソーシャルメディアに発信してはいけません。
ただし、メディア※発表後の情報については、積極的に発信して、マクドナルドを盛り上げてください。
NG:マックポークは○月末に終了しちゃうらしい。
OK:明日からグラコラだよ!
※グループインフォメーションが出た時点で発信が可能という訳ではありません。
新聞やチラシ、TVCM、マクドナルドWebサイトなどで公開された後ならば可能です。
6、業務に関する情報を外部に漏えいした場合は、処分の対象になりえることを認識しましょう。
7、マクドナルド製品に関する食品、食材については、間違っていた場合、お客様の健康に影響を及ぼす可能性がありますので、発言することは避けましょう。
NG:フィレオフィッシュにはえびは入っていませんよ!
→正しくは、フィレオフィッシュポーションは、えびポーションと工場で揚げ油を共有していますので、アレルギーがある方は反応してしまう場合があります。
8、マクドナルド関係者の不適切な発言を発見した場合は、放置せずに、上司、またはオペレションソースセンターまでご連絡ください。
Email:…………………………………………
1月と言えば、60秒ルール(会計終了後から商品お渡しまで、60秒を越えたらお好きなバーガー無料券進呈)が導入された頃なので、この批判への口封じだったのでしょうか。
それにしても、先見の明があり、功を奏しましたね。
マクドナルドに悪ふざけ投稿がないのは、
悲しいかな、当たり前のこともいちいち教えなければわからない時代です。
企業の教育力が問われますね。
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