「仮に士業が規制緩和されたら、業種によっては9割が食べられなくなる時代がくるかもしれません」
そう警鐘を鳴らすのは、育児の傍ら勉強して資格を取得し、スタッフ22人を抱える会計事務所を切り盛りする税理士の原尚美氏。
その理由は、彼らの時代錯誤な特権意識にあるという。
「士業とは、言ってしまえば特殊な情報を売る仕事。
しかし、インターネットが発達した現代では、その情報自体が社会に出回ってしまい、士業に対する期待値が全体的に低下している状態です。
実際に、申告書を作成する会計ソフトも販売されています。
これからは士業といえども生き残るために“経営をサポートできる”など独自のサービスを提供していく必要があります。
ところが、大多数の士業の人間の意識は昔のまま、肩書さえあれば仕事は保証されていると思っているし、食べていけると思い込んだままなんです」
そして、その特権意識が“食えない士業”以上のさらなる悲劇を呼ぶ。
「仕事がない理由をコミュニケーション力の欠如に求め、無駄に人脈や営業力を磨こうとして付け込まれています。
例えば、士業が顧客を集める方法のひとつにセミナーの開催がありますが、その“セミナーに人を集めるためのセミナー”なんてものさえある。
今は士業より士業コンサルタントのほうが儲かるくらい、いい“カモ”にされているんですよ」
コンサルタントに踊らされた結果、名刺に血液型や趣味を書き込んだり、飛び出す絵本のようにしてみたりという冗談のような話すらあるという。
「ほかにも、ホームページ上などで複数の資格を取得していることをアピールする人がいますが、これもダメな士業のパターンのひとつ。
少し考えればわかりますが、食べられないからほかの資格を取るわけで、弁護士は弁護士以外の資格を取りませんから」
原氏はとにかく士業の人間は世間知らずが多いと嘆く。
「公務員や大企業を目指すのと同じ保守的な意識で資格を取っても、厳しい現実が待っています。
まずは時代が変わったことを認識すること。
その上で、いかに自分のサービスに付加価値をつけられるかということに挑戦する起業家マインドを持ち続けることが大切でしょう。
そうしなければ、今後9割の士業は無用の長物となり、必要とされなくなるでしょうね」
〝日刊SPA!〟2013.09.17
― 年収300万円ならマシ![食えない士業]の大誤算【6】 より
辛口ですが、なるほど…と思われた方も少なくないでしょう。
これからの時代、生き残る士業の一部はますます大きく発展し、ピンキリの差が一段と激しくなるのではないかと思います。
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