……建物や機械などの物的資本に対し、人が身に着けた知識や技能などを人的資本と呼びます。
教育や訓練を通じてこれらを習得することは、人的資本に対する投資行動と見なせます。……
人的投資で労働者の知識や技能が豊かになれば、企業にとっては設備投資と同様に生産性が向上し、多くの利益がもたらされると期待できます。
労働者は生産性に見合うだけの賃金がもらえますので、時間やお金がかかっても学校などで教育を受け、自らの人的資本を蓄積するメリットがあると考えるのです。
経済成長の観点でも、人的資本の蓄積は欠かせません。……
最近、実務経験のない新卒者に対して「即戦力」を求める企業が増えています。……
時間をかけて教育訓練をしても、費用を回収できるかどうか不確実になっていることが原因です。……
企業内の人的資本がやせ細れば、労働者の生産性を下げ、競争力を失いかねません。
そのことを企業も大学も自覚し、互いに補完しながら人材を育成する体制の整備が急務です。
大学は、本来、高等教育の場であるはずですが、基礎の基礎から教えなけれならない現実があります。
4年間では、社会人に有用な実務能力まで手がけられないでしょう。
会社では、3年未満で辞めてしまう若者も多く、“もと”が取れないリスクがある教育研修に熱心ではない嫌いがあります。
それぞれに事情があります。
でも、労働力人口が減少する分、労働者の質を高めないと、日本の将来が危うくなります。
産学共同での人材育成を、もっと活発にしたいものですね。
るんるん♪語録/3月14日
大人になったら、自分で自分を育てよう。人のせいにはしない。自己責任。
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