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この手の本の著者としては珍しく、林氏は社労士をクライアントとするお方。
マーケティング、事務所経営等をサポートし、稼げる社労士を排出しています。
だから、現場を知らない、ということではありません。
むしろ、一社労士の一経験にとどまらず、裏方として多くの事例に携わっている分、客観的なデータの蓄積があるのは、強みです。
ここで取り上げられている助成金の例が多少古かったとしても、それは、「たとえば」として紹介されているだけであり、本旨に全く関係ありません。
社労士ではない林氏が、社労士に伝えたいこと。
それは、コンサルタントとしての意識を持つことで広がる、業務の幅と人脈づくり。
企業のメリットを考えたサービスづくりと営業方法。
自分自身と社会保険労務士業界の価値を上げるための取り組み。
さて、気になる本書の内容はと言えば、こんな様相です。
はじめに 私がこの書籍を書く理由
CHAPTER1 社労士がコンサルタントにならなければならない理由
CHAPTER2 売れるサービス作りからはじめよう
CHAPTER3 年収の80%が決まる営業準備
CHAPTER4 全方向のフルマーケティングを!
CHAPTER5 効果的なコミュニケーションで信頼構築しよう
CHAPTER6 社労士として活躍し続ける7つの価値
おわりに 次世代型社労士の創造を目指して
まず最初の見出しは、「なぜ、社会保険労務士は〝食えない〟と言われるのか」というドキッとするもの。
そして、財をなした社労士事務所から夢破れて会社員に戻った社労士まで、どちらも数多く見ていらした経験から、成功する事務所パターンを挙げらています。
①ブランディング型 (書籍執筆や講演活動によって業界内外にブランド構築→集客する仕組みあり)
②パートナー連携型 (税理士や保険代理店などのパートナーと提携し、相互に集客→利益補完)
③業界特化型 (特定の業界に特化→専門職を打ちだして営業を効率化)
ただし、方法論ばかりに注力すること、ブランディングの価値を間違えないことを戒められています。
また別のページで、業界特化は開業直後ではなく、2~3年間はいろいろな営業方法をいろいろな業界で試してみてからということを推奨されています。
ちなみに、業界特化のキーワードは「経験と調査」だとか。
林氏曰く、本書は、次世代型社労士になるための手引書。
単なる事務屋ではなく、何でも相談できるコンサルタントとして認知され、稼げる社労士になるための理念&戦略本です。
サービスや営業のノウハウがいろいろと提供されていて、とても参考になりました。
そして、このアドバイスは、貴重です。
「寄り添ってくるすべての耳あたりのよい情報を鵜呑みにしない」
でも、この言葉は支えです。
「私はサムライ業の中で最も稼ぐ『のびしろ』があるのは社会保険労務士だと確信しています」
本書は、手元に置いて繰り返し読みたいと思う、そんな1冊です。
るんるん♪語録/8月16日
WIN-WINを目指したい。
自分のために。相手のために。
業界のために。社会のために。
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