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「あなたらならどうする?」
本の黄色い帯に赤字で書かれています。
私ならどうするというより、人に聞かれたら、私ならどう答えていこうか、という視点で読ませていただきました。
第一勧銀在職時、人事、広報、総務で辣腕を振い、支店長としても活躍された江上剛氏。
その豊富な実体験をもとに、ピンチを切り抜ける方法を伝授してくれます。
Q&A方式になっているのですが、最初の問いは、「顔見るのも嫌な人間が上司になりました。出社するのが憂鬱です」というもの。
「『自由を与えよ。然らずんば死を』というアメリカ独立運動の指導者パトリック・ヘンリーの名文句をそのままあなたに差し上げましょう」という一文から始まり、ご自分の体験談を縷々語られ、そして、こういう言葉で最後を締められています。
「あなたは、その上司と戦い、自由を勝ち取る気力がないなら、彼がいる間は、適当に仕事をして、とにかくうつ病にならないように気をつけなさい。
絶対に彼と真面目に関わろうなどと思わないことです」
なるほど、現実的な処方箋。
Qの一部をご紹介させていただきますね。
「手柄を上司に横取りされたので、抗議したら干されました」
「要領の悪い部下を説教したら、メンタル系の病気になってしまいました」
「部下がノルマに反発して、すぐにサボリます」
「業績を求める上層部と現場の板挟みで悪戦苦闘しています」
「会社の不祥事を知ってしまったが、上司に口止めされました」
「希望とは全く違う部署に飛ばされてしまいました」
「突然、肩たたきされました」
「長期休職をした後で出社するのがしんどいです」
46のQ&Aの後、ビジネスマン危機管理3ヶ条が記載されています。
1.違和感力
普段とは違う何かを感じること、違和感を感じること、これが危機管理の第一歩だとか。
2.判断力
違和感を覚えたら、原因を考えます。
普段の仕事で培われた判断力で、とにかくすばやく決める。
3.行動力
判断したら、次は行動。
「嘘をつかない、隠さない、騙さない」、この三つは、コンプライアンスや危機管理の原則。
実に、東電さんや政府に読ませてやりたい箇所ですが。
ビジネスに関わる人であれば、こういう視点を持っておいた方がいのではないかということが満載。
このQ&Aそのままの再現性というより、引き出しを多く持っているとお得という実感を得た一冊です。
るんるん♪語録/5月24日
今、何をしたらいいか。
次は何をしたらいいか。
頭の中でシュミレーション。
清き1票を あなたにもいいことがありますように
合格の桜咲くように 縁起のいい富士山
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どうもありがとうございます。感謝のうちに