彼の記事が掲載された2011年5月4日付読売新聞より。
消防車に敬礼をした小学生
忘れられない光景がある。
宮城県気仙沼。日はどっぷりと暮れ、全国から応援に駆けつけた消防車十数台もその日の業務を終え、宿舎に引き揚げようとしていた。
そのときである。
道ばたから、小学3年生ぐらいの男の子がパーッと飛び出してきた。
彼はピンと背筋を伸ばし、帰路につく消防車を見送りながら一台一台に「敬礼」をしたのである。
後ろで見ていた僕は涙が出そうになった。
彼には分かっているのである。
「(消防士たちが)自分たちを、町を助けに来てくれた人たちなんだ」と…。
3月下旬に初めて被災地を訪れ、がれきに埋もれた現場に立ったとき、あまりの惨状に僕は言葉がでなかった。
こんなひどい状況の中でも生き残った方がいたのは奇跡だと思った。
消防官、自衛官、警察官…が現場に立ち、朝から晩まで懸命に働いている。
時には、命の危険を冒してまで、だ。………
被災地の自治体の首長さんの中には、家族を失ったり、自宅を流された人もいる。
だが、自分のことは後回し。
被災者の支援、復興の先頭に立ち、「これからの街づくり」について熱っぽく語る人もいた。
被災者が生活している避難所へ、支援物資を持っていくと、「私たちはいいから、他の困っている人たちに渡してください」という人がたくさんいた。
平時はともかく、こんな非常時にモラルや理性を保つのは大変なことなのに…日本人はすごい、と思った。
だから被災者の皆さんに「頑張ってください」とは声をかけなかった。
もう十分過ぎるほど、被災者は「頑張っている」のである。
その代わりに、「あまり、がまんしないでくださいね」。僕はそう言った。
そして、こんなときでも子供たちは笑顔である。
その笑顔に僕は希望を感じた。
そして逆に勇気と元気をもらった気がした。
被災者の方々の素晴らしさが心にしみいります。
うるうる…のお話ですね。
この震災で、日本は失ったものは大きいけれど、日本人のよさを再認識された方も多いのではないでしょうか。
るんるん♪語録/5月5日
生まれて来てくれて、ありがとう。
あなたのお陰で、幸せを噛みしめることができた。
あなたのお陰で、私の人生が広がった。
感謝。感謝。感謝。
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合格の桜咲くように 縁起のいい富士山


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どうもありがとうございます。感謝のうちに
