寝たきり患者救った直後… 「正看護師」の夢、無念
津波が迫り、寝たきりの患者を2階に避難させていた最中、自分は波にのまれて命を落とした准看護師の女性がいた。
身を賭して患者を救った彼女に、正看護師の国家試験合格の報が届き、「夢に向かい、新たなスタートが切れる春になったはずなのに」と、同僚らは涙を隠せないでいる。
女性は、宮城県名取市の岡部医院で訪問看護を担当していた遊佐郁さん(43)。
11日午後、医院から車で30分ほどの亘理町荒浜に住む患者宅に向かう途中、巨大地震に遭遇した。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)で体の自由がきかない60歳の女性患者の身を案じ、急いで車を走らせて到着。
度重なる余震にベッドの上で震えていた女性に覆いかぶさって守り、経過をメールで報告していたが、「家の中の物はほとんど倒れたが、患者さんは無事」との通信を最後に消息を絶った。
…………………
将来、充実した認知症ケアを行う施設を作るのが夢だったという遊佐さん。
そのためには正看護師の国家資格が必要と、休日夜間も勉強に励んでいた。
医院のイベント係も引き受け、患者からの信頼も厚かった。
合格は、初チャレンジの結果を遊佐さんと楽しみにしていた同僚が、受験番号を調べて、発表日の25日にネット上で確認した。
28日、医院では、遊佐さんの写真と刷りだした合格番号表を飾った臨時の“祭壇”を作り、お経をあげて別れを惜しんだ。
その後、発見された場所に赴き、花を手向けた。
岡部健院長は「不器用で、人一倍の頑張り屋さんだった。
念願の合格の知らせを聞かせてやりたかった。
彼女の生き方をずっと心に刻んでおきたい」と、唇をかみしめた。
昨日の9000人救った町職員感動実話に引き続き、本当にあったいいお話です。
実家の母は、「りかは最後まで残るタイプだよね」と言っていましたが、実際、その場になったら、どうでしょう…。
彼女には、明るい明日があったのにと思うと、心が痛みます。
いい正看護師さんになれたのに…。
充実した認知症ケアを行う施設を作るという夢を叶えてほしかったのに…。
院長のみならず、多くの人々が「彼女の生き方をずっと心に刻んでおきたい」と、思うことでしょう。
献身の素晴らしさを身をもって教えてくれた彼女。
どうもありがとう。
祈りのうちに。
るんるん♪語録/3月30日
名も知れない人が、名も知れない人のために。
心から心へ。
美しい国、日本。
清き1票を


合格の桜咲くように 縁起のいい富士山


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どうもありがとうございます。感謝のうちに
