平成21年12月16日付産経新聞第23面より
子育ては自分を信じ考える通りに 東大名誉教授 小林登
お母さんのおっぱいで赤ちゃんを育てる母乳哺育の大切さについては、2つの意味があります。
1つは、お母さんと赤ちゃんの「究極のスキンシップ」(母子相互作用)であること。
赤ちゃんがおっぱいを吸うと、お母さんの脳に信号が行き、乳腺が収縮して母乳を押し出します(決して赤ちゃんが吸い出しているのではありません)
そのサイクルの過程で“母性のスイッチ”が入り、赤ちゃんへの愛情が芽生えるのですね。
もう1つは、栄養、免疫の面です。……
ただ、「どうしても母乳でなければダメ」と、お母さんたちを追い詰める必要はありませんよ。
良い助産師が指導すれば、母乳が出ない女性はほとんどいないと思いますが、強制はいけません。
育児に不安を持っているお母さんはたくさんいます。
「本にこう書いてあるから」などと決めつけないで、みんなで出産、子育てをサポートできる優しい社会をつくることが大事なのです。……
少子化を問題にするなら、まずは「思いやりがあって、ゆったりとした生活」(スローライフ)できる社会基盤を整備すること。
次に教育、そして女性へのサポーティングシステムです。
そして、若いお母さんたちにはこう言いたい。
「試行錯誤でもいいから、自分が考える通りに子育てをして下さい。
わが子がかわいいと思えればいいのです。
大概はうまくいくものですよ。
母親には元来、そうしたプログラムが組み込まれているのですから、自分のたくましさを信じて下さい」
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ちなみに、私は、息子が2歳になるまで、おっぱいをあげていました。
自分を信じ、自分が考える通りに子育てをしていましたから。
夫の会社の健保の主婦検診で、いくら母乳がいいといっても、もう栄養がないし、母乳を口に含んだまま寝ると虫歯になるから、そろそろやめなさい、と言われても、にっこり笑って、聞き流し。
理念は桶谷式の母乳育児だもんね。
後から知りましたが、母乳で育てられた子は、頭がいい、という説もあって、るんるん♪
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