2009年4月11日付日経新聞PLUS1第11面 『失敗を成功につなげる』より
失敗を次の成功へのスッテプにするための方法を専門家に聞いた。
経営コンサルタントの斉藤広達さんは「サンクコスト」という発想を持つよう指摘する。
サンクコストとは経済用語で「埋没費用」のこと。
過去に費やしたお金は取り返せない。
だから未来に向けて行動することが大事という考え方だ。……
「反省する際にも注意点と手順がある」と東京大学名誉教授の畑村洋太郎さんは言う。……
省察とは、過去に起きたありのままの事実を省みて考察すること。
失敗の対処法 (斉藤さん、畑村さんの話を参考に、ライター上田真緒さんが作成)
①失敗直後にやってはいけない3つの行動
■反省する
失敗をいつまでも引きずっていると事態はどんどん悪くなる。
反省する暇があったら、早く行動する。
反省は成功した後ですればいい。
■自分を責める
後で反省する際に自己批判、自虐に走らない。善悪で判断しない。
自信をなくして萎縮してしまい、次回に行動する時の心理的ハードルが高くなるだけ。
そこからは何も生まれない。
■失敗を失敗として認めない
ありのままの事実を直視しない限り、同じ愚を繰り返すことになる。
失敗を失敗として認めるところから、学ぶ姿勢がうまれ、次回の成功につながる。
②失敗後に取るべき行動の3ステップ
■失敗したことを忘れる
もうやり直せないことが明らかなら、視点を過去から未来へと早く向ける。
■今、何ができるかを考える
今から失敗を取り返すとしたら何が出来るかを考える。
残り時間を確認し、状況を分析し、選択肢を洗い出す。
■すぐに行動を起こす
最善策を選択したら、すぐに行動に移す。
行動している間は、とりあえず失敗した事実が頭から離れるという効果もある。
③反省(省察)する時の3ステップ
■事実を把握する
失敗したという事実を認める。
失敗を失敗と認めないと次に進めない。
■進行の脈路を考える
何がどう起こってどうなっていったのかを時間軸に沿ってたどる。
■理由を考える
どんな要素がどう働いて失敗の形に進行していったのかを探る。
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言われてみれば、そうだとそうだと思うことばかり。
私は失敗を失敗と認めないからいけないのだということも、再認識させられました。
今度こそ自分の失敗にしかと向き合い、次に生かすべく努力します。
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どうもありがとうございます。感謝のうちに