2009年4月7日付読売新聞第1面「編集手帳」より
「過去から現在に至る人類の総数」を聞かれた。
存じません、では愛想がないので書棚を引っかき回し、アーサー・クラーク著「2001年宇宙の旅」の一節をコピーして返信に添えた。
<時のあけぼの以来、およそ一千億の人間が地球上に足跡を印した…>とある。
数字の当否は見当もつかない。
はがきをくださったのは、埼玉県内の若いお母さんである。
じきに1歳を迎えるお子さんの寝顔を眺めていて、ふと、「この子の母親になれたのは人類で私ひとり…」と気づいたことで兆した問いという。
「一千億人のなかで一番」の幸せをかみしめるのか、育児の疲れを「一千億分の一」という奇跡のような縁の糸で癒すのか、数字の使い道はわからない。
青い鳥の住処はチルチルとミチルの物語で知っている。
知っていながらついつい忘れ、いつも不機嫌な顔ばかりしている。
思い出させてくださって、ありがとうー返信に書き落とした1行をここに書く。
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この記事を読んで、ふと思い出しました。
子育て真っ最中の頃、実際は何でもなかったのだけど、不治の病かもしれない、と取り越し苦労をしたことがありました。
その時思ったのは、私は、今、死んでも幸せ、ということ。
我が子を残して逝くことに後ろ髪を引かれる気持ちはあれども、毎日を精一杯生き、子どもには十二分に愛を注いだから、人生に悔いはないと。
しかるに、今は。
今、死んだら、後悔があります。
勉強が中途半端だから。
頑張らなくちゃ
子育て現在進行形のお母さん方は、大変は大変でしょうが、どうぞ子育てを楽しんで下さいね。
育児は育自=自分を育てるですよ~。
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