なぜ衰退したのか。

諏訪小学校の児童数が減ったこともある。

一番多い時には、学年で5クラスもあったのが、

今は、オール単学級だ。

今年の1年生は、男の子が4人!


具体的な手を打たなかったこともある。

市の広報やミニコミ誌に、募集記事を掲載するとか、

幼稚園や保育園に募集のポスターを貼るとか、

いろいろな手は打てたはずだ。


だが、そんなことよりも大きいのは、

私の指導だ。

全員を満足させられるような指導が出来なかった。

全員を試合に出すこと。

全員を上手にすること。

全員に、楽しい、と感じさせること。


今日1月9日も、試合があった。

上手な子とそうでない子の差が、歴然とあった。
単なる技術や戦術理解だけではない。

試合中の姿勢。


サッカーは、常に、積極的にプレーしなければならない。

これが他の多くのスポーツと大きく違うところだ。

ポジションは、一応決まってはいるが、

流動的でなければならない。

常に、ボールをもらおう、ボールをもらおうと思って、

ボールに関わる動きをしていなければならない。

ところが、試合に出ているのに、見ている選手が多かった。

これは、性格的な問題もあるが、

サッカーに関しては、

性格は変えられるし、

変えなければならない。

私が変えられていない、ということだ。


昔は、よく怒鳴った。

走らせた。

ひっぱたいた。


この日、私は、子ども達を走らせた。

試合が終わったあとのことだ。

「ボールと水筒を持って、来なさい。」

ミニサッカーコートで練習をしようと思った。

振り返りもせず、歩き始めた。

気配を感じなかった。

「2,3人しか来ていないのか。行動が遅い。

それでは、うまくならないなあ。」

と思いながら歩いた。


ミニサッカーコートについて、振り返り、驚いた。

一人もついてきていない!

東屋で談笑している!!

怒りを通り越して、あきれた。

こういう時に、真っ先に気がつくのは、たいてい遊瑚だ。

ボールと水筒を持って、走ってきている。

他の子は、というと、

あわててこちらに向かっている子、

あいかわらず談笑している子、……。


全員がそろうのを待ち、

「あのゴールとあのゴールの後ろを回って、走れ。」

反射的だった。

「血」だったのかも知れない。

子ども達が「話を聞いていない」という事実に遭遇したことは、

今までも度々あった。

その都度、話を聞かなければ駄目だ、という話はしてきた。

だが、一向に話を聞くようにならない事実に、

「体で覚えさせなければ駄目だ!」

という判断を、即座にした。


これでは、昔と同じだ。

果たして、こういうやり方に、子ども達はついて来られるのか?

なかなか良くならない現実に、しびれを切らし、

近頃は、怒鳴ることも、出てきた。

「怒鳴る」と「走らせる」は、

昔と比べて、回数はとても少ないが、出てきた。

ただ、「ひっぱたく」だけは、絶対にやるまい、と思っている。


「血」ではなく、「智」でできなければ、ダメだ。

何十年も指導してきて、情けない。

ムスタングの衰退の大きな原因は、

私の指導にある。