ボールベアリングの錆 | ぼちぼち鳥取で釣り

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こんばんは、釣りに行きたいみつやです。

 

先日記事にしました、リールメンテナンスのベアリングメンテについて補足を。

 

リールの異音、ゴロつきの主な原因として、ベアリング内部の錆が原因であることが多くあります。

 

特にラインが含んだ海水がもっとも良く触れる、ラインローラーが錆付くことがよくあります。

 

メーカーさんにメンテナンスに出すのが確実でしょうが、高い、時間かかる、面倒、という人は、あくまで自己責任で実施してください。

 

まずはリールを分解し(この時点でメーカー保障対象外になってしまうこともあるため、自己責任で)固着、異音のあるベアリングを突き止めます。

次にできるだけパーツを取り外し、ベアリング単体にします。シマノのラインローラーは、最近ベアリング一体型が多いため、無理に分解する必要はありません。

目に見える汚れを落とし、次にオイル(できればメーカから発売されている専用オイルが理想です)をベアリングにぶっ掛けます。

一番内側にあるリングを回し、内部にオイルを染み込ませます。大きなベアリングなら、油臭くなりますが素手で回すのが手っ取り早いです。小さなベアリングは、綿棒などを突っ込んで回すと簡単です。

ある程度回るようになったら、再びオイルをぶっ掛けます。

するとベアリング内部から錆色のオイルが出てきます。

これをオイルの色が付かなくなるまで繰り返します。

このあたりで動きも大分良くなっているはずです。

あとは元通り組み立てれば完了です。

 

あと基本的なことですが、オイルは揮発します。

 

夏場に車の中に放置したりすると、密閉度の低いリールはガンガン揮発していきます。そうでなくても経年で蒸発します。

特に物理的に密閉できないハンドル部、スプール内部なんかは注意が必要です。

グリスが固着すると、回ることは回るのですが、非常に重くなります。

こんなときも、分解までしなくとも、必要な箇所に塗布し、余分なオイルを拭き取れば完了になります。

ちなみにダイワがウリにしているマグシールドも蒸発します。意外と取り扱い注意です。まだシマノはメンテできなくは無いんで、僕はシマノはです。それでも最近はメンテナンスフリーを押し出していますが、稼動部をメンフリにするのは根本的に不可能でもあり、またメンテナンス自体を趣味とする変態がいることを忘れないでいただきたい次第であります。

 

そもそも水没や海水が付着したまま放置などしない限りは、そう簡単に錆がでる事はないです。

使用後は真水で洗い、水分を拭き取って乾かすだけで十分です。オイル挿しなんかはしないに越したことはまりません。やりすぎもオイル漏れや逆にゴリ感が出るなどのトラブルも起こりえます。

 

ということで、メンテナンスはあくまで、知識、やる気、そして自分のリールをメーカ保障対象外にする覚悟のある方だけ、自己責任でおねがいします。