談合よりも団結を! | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 自由競争が建前の資本主義=新自由主義であっても、「大手」ゼネコン=大林組、大成建設、鹿島、清水建設ら、大資本側の結束力は凄まじいものがあります。

 リニア中央新幹線の建設工事、品川駅と名古屋駅の両駅の総工事費は数千億円規模、だそうです。そりゃ、資本も本気になりますね。

 

 東京地検特捜部と公正取引委員会は年明けから捜査人員を拡充し、独占禁止法違反の疑いで本格的解明に乗り出す(12/31)、そうです。

 

 その「本格的な」捜査により、独占禁止法違反が明らかになり、幹部が逮捕され、起訴され、有罪になったら・・・、それでも、大林組も大成建設も、鹿島も、清水建設も、潰れないでしょう。

 

 まあ、どうせ権力内での本格的な仲間割れでも行われない限り、検察も、公取も、それ自体、談合的な捜査に終始して、誰かをとりあえず人身御供にしてチャンチャン!という感じで終わるでしょう、このままでは。

 

 私たちは舐められてますよねえ。

 

 そもそも、全体で9兆円事業ということで、リニア計画は、まあ、ゼネコンの為の祭典、みたいなもので、利用者にとっては、電磁波満載で南アルプスを突っ切る「恐怖のジェットコースター」で、現在、1時間35分で行ける東京—名古屋間を、40分で行けるようになる(だけ)とのことです。その代わり、消費電力は3倍になるので「原発推進のためのリニア計画」と言われるゆえん。

 

 1%の奴らの談合より、99%の私たちの団結を!ですよね。

 

 実際、資本側は、儲けるためには違法・合法は気にしません。違法の搾取か合法の搾取か、いずれにせよ儲けに突っ走るのです。違法のペナルティを計算した上で、儲かるなら何度でも談合するわけです。

 

 それでいて、私たちに対しては、合法に行動するよう枠をはめ、さらに共謀罪などで、その枠を狭めてきます。

 

 私は、法律家(弁護士)なので、この合法か違法か、なんて基準は、時の権力によりいかようにでもなるものであり、人生の選択の基準とは足り得ないものだということを知っているつもりです。

 

 「正しいか否か」と、「合法か、違法か」は全く別です。「儲かるか否か」とも。

 

 大資本(ゼネコン)が「違法/合法」を気にしないように、そして政府が基本的には「違憲/合憲」を気にしないように、私たちも、気にせず(但し革命的警戒心を怠らず!)、共謀=犯罪と言われようとも、私たちの「団結」を固めていきましょう!実際、1%(資本)と99%(私たち)の利害が、まさに非和解的に対立する時代です。

 

 大事なのは、何が私たちにとっての正しさか、民衆にとっての利益か、です。

 自分たちの頭で考え、心で感じて、行動しましょう!