「核なき世界」の茶番 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 広島市で「主要7カ国(G7)外相会合に出席した米英仏の外相が原爆死没者慰霊碑に献花した、とのこと。

 さらに「北朝鮮の核実験やミサイル発射などの挑発行動や拉致問題などの人権侵害についてしっかりした対応を求めることで一致した」とのこと(朝日4/11夕刊)
 
 アメリカ9400、イギリス185、フランス300が、それぞれの国の核弾頭数。ちなみに北朝鮮は10以下です。

 「核なき世界」を実現するには、まず、アメリカとロシア(13000)から始めないと、不可能でしょう。そんなつもりはないでしょうけど。例えば、10分の1に減らせば、米英仏北で、940:18:30:1。それもやる気はないでしょうね。

 つまり、今回のG7外相の献花なんて、帝国主義国家の茶番であり、原爆戦没者にとっては侮辱、ということだと私は思います。

 まあ、北朝鮮の崩壊後、せっせと侵略・再分割をやろうぜ、って意思一致、というところでしょうか。

 オバマ大統領の2009年のプラハ演説「核なき世界」のあまりの欺瞞にはさすがに怒りを覚えました。よくそんなこと言えるな!って。

 「平和」、「核なき世界」・・・やってることは逆さま。940倍、核弾頭を持っている国が北挑戦を非難する理屈として「核軍縮」。くだらないよなあ。

 こういう茶番を黙々と受け入れることは、戦争反対とはいえないと思います。核軍縮名目口実に、侵略戦争を朝鮮半島に繰り広げようとするG7らの帝国主義のあり方にしっかり反対していきましょう!