昨夜、ぼんやりテレビを見ていたら、アメリカやISを扱う報道特集みたいな番組で、アメリカで、「自由と民主主義」に反する「過激思想」をつぶす試みをアメリカ政府が、Facebookなどと共同して行っている、ということでした。
いや立派・・・じゃなくて、これってスンゴク恐ろしいことではないですか? アメリカの思想しか認めない・・「自由と民主主義」思想に逆らう奴がいるのか?!みたいな。
「自由と民主主義」以外ダメ、なの?これってなんかすごくいいの?あの安倍っていう人、「自由民主党」じゃなかった?「自由と民主主義」を掲げるアメリカも、戦争・戦争・戦争の国じゃない?・・・
なんかサイトで「戦争や軍事で何かを解決できると思っているのか?!」と「過激思想」に接近しようとしている若者を説得しようとしているらしいです・・・。
ちゃんちゃらおかしいですよね? アメリカ政府こそ、すべて軍事で解決しようとしているのでは? 「暴力はやめろ~、アンパ~ンチ!」みたいな。
思想や言論が建前上、自由なら、どんな思想・発想だって構わないはずだし、そもそも「自由」だとか「民主主義」だって、極めて多義的です。
実際には、現在の「(新)自由」とは、資本の使い勝手であり、私たちの「自己責任」を意味し、「民主主義」だってマスメディアを利用した権力の限定的な多数決にすぎません。概念としても、民主主義が絶対、という思想は政治的プロパガンダは別としてないんじゃないかな?
誰の、どんな、自由か、民主主義によって俺は楽しいか、充実しているか、あたりの感覚は大事だと思います。そして、「自由と民主主義」の国が、なぜ、原爆落としたり、何万人も中東に兵隊派兵したり、シリアに空爆したりするのかも考えて・・・。
軍需産業の営業の「自由」とか、国家が戦争する自由(自衛権)とか、企業の人を奴隷として使い捨てする「自由」とかいろいろありそうですが、それが「自由と民主主義」ならいらないんじゃない?
かなり難しいことだけど、自分の頭、もしくは信頼できる仲間と話し合いながら考えましょう。違うからって「アンパ~ンチ」したり、沈黙したりするのは、あまりに不毛で、暴力的にすぎると思うので。・・・やなせたかしさんも本意じゃないと思います。