上を向いて歩こう | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 上を向いて歩こう、涙がこぼれないように・・・いい曲、いい歌ですね。坂本九・・・RCサクセションもカバーしていたけど、やっぱり坂本九の歌が、60年代的で・・・

 今に比べるとずっとシンプルな時代。パソコンもインターネットもなし、携帯電話もメールも、ラインもない・・・どうやって待ち合わせしてたの?

 60年代後半の新宿でもまだありました・・・ガリ版印刷、ダイヤル式家電、ローラー付き洗濯機、オート三輪、豆腐屋、ビートルズ、ウッドストックの匂い、サイケデリックな空気、エレキギター、氷屋さん、ロック喫茶、ヒッピー、交換日記、文通、ハム無線・・・

 どこか真面目で、擦れてなくて、辛いことがあっても、上を向いていれば、経済も上向きな時代・・・60年代的というか、「戦後」的というか。そして、70年に近づくにつれ、祝祭的、革命的、ラブ&ピースなノリになってきて・・ともかく、上を向いているにふさわしい時代だったと思います。

 さて、今は・・・上を向いて歩けるか?希望はあるのか?みんなうつむいていないか・・・上を向いて歩けるか?希望をもって進んでいるか?

 ・・・な~んて、そもそも『上を向いて歩こう』の永六輔さんの歌詞自体、「涙がこぼれおちないように」、だから、上を向こう、ということ。その時代だって、泣きたいことはみんなあるけど、だから上を向いて、前に進もう、そんな歌だと思います。

 希望は自ら作らないとね、こんな時だからこそ、上を向いて、希望に顔向けて歩かないと。いたずらな「ポジティブ・シンキング」みたいな新自由主義的な刹那主義とは違う、ジワジワ、じんわり、あきらめずに進む感じ・・。

 姿勢が気持ちを作る、という話があります。確かに、そう思います。いろいろ大変だけど、顔あげて、空を見上げて、月を見て、前に進みましょう。

               上を向いて歩こう
               涙がこぼれないように
               思い出す春の日
               一人ぼっちの夜