9月に安保法が成立し、その後の2ヶ月だけでも(もちろんシリアへの空爆は1年以上続いていますが)、私たち世界は、揺れ動くどころか、破壊と流血にまみれながら、戦争に向かってます。
10/ 1 武器輸出・開発のための防衛装備庁発足
10/23~ 自衛隊25,000人が参加して九州で大規模訓練
10/26 米軍、南シナ海(中国の人工島付近)にイージス艦派遣「自由の航行作戦」と自称
10/30 米オバマ、シリアに地上部隊派兵決定
10/31 224人乗りロシア機墜落 IS声明
11/ 2 ソウルで日韓首脳会談 対北朝鮮で連携
11/ 3 改定日米ガイドラインの「同盟調整メカニズム」始動
11/ 4 ASEAN拡大国防総会議、米中対立激化で「共同宣言」初見送り
11/12 米B52爆撃機を「通常任務」として南シナ海へ
11/13 ISによるパリ無差別襲撃事件
11/17 安倍、テロ対策強化を指示 「共謀罪」議論も浮上
11/18 米、仏、ロシア、シリア北部ラッカを空爆
11/19 安倍、米「自由の航行作戦」を支持
11/23 仏原子力空母シャルル・ドゴールからシリア空爆
11/24 英キャメロン シリア空爆の意向を示す
安倍、「国際テロ情報収集ユニット」12月初旬発足意向
トルコ、ロシア軍機 撃墜
米仏、IS空爆強化の方針を合意
「テロ」と「戦争」・・・テロは悪で、戦争は正義?・・・そんなキブン・空気作られつつあります。イスラム教徒への偏見、各国の排外主義の醸成、ナショナリズムが世界中に蔓延しつつあります。
朝日新聞の「時事小言」(11/24)に藤原帰一氏の「ISのテロ攻撃 空爆では解決できない」とのタイトルで論説が掲載されていますが、その内容は「まず、私は、ISに対する力の行使を避けてはならないと考える。」としたうえで、「難民の安全を保つためには十分な規模の地上軍が必要となる」とするものです。
う~ん。私は、何度も繰り返しますが、私たちと国家を切り離して考える、ということを言いつづけたいと思います。
綺麗事では片付かないでしょう。しかし、今、というか今こそ反戦という世界中の「私たち」の本当のキブンを、戦争したがっている各国政府・各国の軍需産業その他の大資本と切り離された立場にたち切り、各国の「私たち」と連帯することを試み続けましょう。
11月1日には、日比谷野音で韓国、ドイツ、トルコの仲間が集まり、国際連帯の集会と銀座デモが行われました。戦争に反対する「私たち」は世界中にいます。
WAR IS OVER,IF YOU WANT IT を信じて!