改憲へのシナリオ | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

ブログの説明を入力します。

 朝の駅の雑踏・・・99%の私たちは、殺伐とした歩調でぶつかり合いながらそれぞれの職場に急いでいます。こんなバタバタと私たちが生活に追われているうちに時代がグラッと動こうとしています。 

 「積極的な平和主義」を実現する為に邁進する安倍政権。昨年4月に武器輸出禁止三原則による原則武器輸出禁止を真っ逆さまに転換し防衛装備三原則で武器輸出を行っていくことになりました。これが平和の輸出?10月には「防衛装備庁」を新設するとのこと。やる気満々です。
 
 「周辺事態」って概念でも曖昧なのに、それだけでも積極平和を世界中で行使できないっ!ということで、わけのわからない「存立事態」なる概念を持ち出して、日本国家のためには、世界中どこでも自衛隊を飛ばして平和を実現しようっと構想しています(3/4)。

 ODAも、これまでは、禁止していた扉をこじ開け、他国の軍隊の支援も出来るように基本方針を示しています。ここでも「国益」を重視ということです(2/10)。

 日米新ガイドラインも、初めて日本政府側から提案して普段から「継ぎ目なし」の軍事体制を作ろうよ、と米政府に働きかけています。

 総じて、武器を持って世界の戦場に踊り出そうよ!という積極的な平和主義に燃えに燃えている、それが安倍政権です。

そしてそして、仕上げとして、改憲。まさか、弁護士になった頃、本当に改憲が政治日程にあがるような時代が来るとは思っていませんでした。

 しかし、安倍政権は意欲満々。来年夏の参院選で改憲賛成派で3分の2を獲得し、来年中、遅くとも再来年初頭には憲法改正国民投票で「緊急事態条項」を新設したい、ということです。
 「緊急事態条項」とは、いわば憲法停止条項、つまりいざというときには戒厳令を強いて、人権停止ということです。国益のため、積極的な平和のためには仕方ないでしょ、ということだと思います。

 皆さんは、安倍政権の「積極的平和主義」のために私たちや私たちの子どもたちが戦争に加担することをどう思いますか?忙しいとは思いますが・・・