20年前 20年後 | 御苑のベンゴシ 森川文人のブログ

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 1995年1月17日の阪神淡路大震災、3月20日の地下鉄サリン事件、時代が大きく揺れ動き、個人的にも友人の死や、転居、新しい出会いなど、多くのことが「転機」でした。

 あれから20年・・・・。今朝、テレビで神戸の長田地区の映像が流れていました。私も震災後、1ヶ月位のうちに行きました。焼け野原の街・・・。その後、東京のサリン事件の後は、戒厳令のような街になり・・・。
 大きく時代が揺れ動いたと思います。

 あの頃、一緒だった仲間のうち何人かは亡くなり、あの頃は存在すらしなかった子ども達が今はここにいる・・・。パソコン、携帯、ネット社会。あれから起こった社会の変化、自分をとりまく環境の変化、そして、自分自身の変化・・・。

 いろんなことが変わりました。まさか、放射能の恐怖に現実に晒されるとは思っていなかったし、ましてや改憲や戦争の危機の時代を迎えるとは思っていませんでした。また、弁護士も人数が倍増し、人気のない職業に落とし込められるとも。

 ともかく、20年で世界は、凄まじいことになってきています。きちんと立ち向かわざるを得ません。20年後はどうなっているのだろう?

 昨夜は、別々の仕事をする仲間といろんな話をして「時」に関するフレーズが浮かび上がってきました。

 「時の河を渡る船にオールはない 流されていく(『Woman,Wの悲劇より』松本隆)」

 「だからこそ我々は、前へ前へと進み続けるのだ。流れに立ち向かうボートのように、絶え間なく過去に押し戻されながらも(『グレート・ギャツビー』スコット・フィッツジェラルド)」

 20年・・・あっという間のようで、そうでもなかったような。ついこの間のようで、ずっと昔のような。この次の20年はもっと早いのか、そもそも生きているのか・・・。
       それでも、前へ前へ進まないと、と思います、過去に押し流されずに。