今日は生あたたかい風が吹き荒れる
月も星もない夜となりました。
読書についてある作家が
「読書というのは読んですぐ役に立つものではなく
二年後、三年後に効いてくるものだと思う」と言っていました。
「何のために本を読むのか」
という問に対する答えはさまざまあるかと思いますが
僕自身のことを考えると
何かのきっかけを求めて本を読んでいるのだと思います。
単に知らなかった知識を得るということもそうですが
本のなかに提起されている問題と出会い考えるきっかけをもらったり
自分の中の言いようのない気持ちを上手く言い表してくれる一言や
自分でも何かはわからないけどそのときの自分に必要な一言
を求めていることもあるかもしれません。
「きっかけ」を自分でわかっている場合とわからずに「きっかけ」をもらうことがあるわけです。
そういうふうにきっかけをもらうと
自分の中がかき回されるような気がします。
そして、時間とともに少しずつ沈殿して堆積してくるものが
あるはずなんです。
読書が二年後、三年後に効いてくるというのは
そういうことなのかなぁと思ったりしています。
今日は予想していないところで
大学の先生から
自分でも気づけてなかった
けれどすごくタイムリーなお話を聞くことができました。
どちらかというとそう頭が切れるというふうなタイプではないのだけど
もうすぐ退官ということもあるのか
自分の経験だとか自分の思いみたいなものをすごく真摯に
伝えてもらった気がしてすごく響いて、
こういう人のこういう言葉こそ大事にすべきなんじゃないかとか
言葉というのは気持ちだとか思いを載せて運ぶものでしかなくて
どんな思いを載せるかが大事なんだなという気がしました。
先生の全力投球をどれだけ受け止められたのかは
わからないですが、
もう少し時間をおいて、一方で自分に必要な努力しつつ
何が沈殿してくるか待ってみようと思います。