$怒れる小さな茶色い犬-120707a

安藤裕子の"お誕生日の夜に"という曲の中にタイトルの一文がある。
彼女自身が出産、子育てを経験したことにより生まれた作品だけど、
いずれも自身を未来へ導くのは己ではなく我が子であること。
自分自身と向き合う時間を強引に奪ってくれる大切な存在であること。
言い得て妙だと思った。

確かに子供の存在は自身のそれまでの自由気ままな時間を許してくれない。
けれどそれを通り越して自身だけでは曖昧だった未来への道筋が
ほのかに照らされる気がするのも事実。
進むこと、進めることへの安心感…。

あたしみたいな凡人には自由は贅沢すぎる。
幾ら自由を手に入れようとそれを世のために有効活用なんか出来やしない。
行き着くところは結局のところ私利私欲。
しかしありきたりだけど、
お金や地位や名声では得られないモノがあるのも事実なんだなぁ。
シンプルに人生を生きる事もそれはそれで幸せなのだと、
改めて想う今日この頃なのです。



「未来まで連れてって
 ずっと側に居られるならいいな
 最後の地球(ほし)になったら
 忘れずに見上げてみて
 空で瞬いて笑うから…」

未来は生きている間ではなく、
その後もずっと繋いだイノチの中で
永遠と続いていくのだということ。


勘違い/安藤裕子