怒れる小さな茶色い犬-120317a

相方チョイス(トムハンクスが好きらしい…)。
この映画、その奇怪?なタイトルだけ印象的で
どんな内容かよくわかってなかったのだけど、、
あぁ割と…そうゆう感じなのか。
(↑自分だけ納得…苦笑)

はじめは違和感が拭えませんでした。
父親役のトムハンクスとその息子で主役の
オスカー(トーマスホーン)の関係がどうも普通じゃない。
息子が単にコミュニケーションが苦手といったことで
片付くような感じじゃなく。でもそんな違和感も
オスカーが失語症?の間借り人(マックス・フォン・シドー)と
出会った際の告白で合点がいった。

いずれも近しい家族だけでは解決できないことがある。
現にオスカーは自身の大事な告白を"その時点では"
他人である間借り人や、鍵の持ち主に対して素直に話すのだ。
そしてどこか安堵した自身を見出す。
それは必ず近しい家族が導きだすとは限らない。
例えばあたしでいうと、両親には決して話せない…
話したくない事柄を叔父や叔母に話す感じに似てるかな?
人が成長するには色んな出会いは不可欠なのですね。。
あ、無論母親(サンドラ・ブロック)の強さの描写も素敵でしたョ。

あと印象的だったのはあの日のオスカーの心境。
幼い子が持つ親への絶対的な愛情とその反動による不安。
ベッドの下?に潜り込んで無意味な仕草や
父親からの電話と知りつつ受話器を取ることができなかった
複雑な想いがなかなかリアルでした。

タイトルの意味は…
まぁ色んな解釈があっていいんでは?(笑)


ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
/ジョナサン・サフラン・フォア