バスジャック/三崎 亜記


相方より拝借。
引越してから通勤時間が長くなったので、
最近は文庫本が手放せなくなってます。
かといって読むスピードは亀レベル…(苦笑)

こちらは7本の作品からなる短編集で、
SFちっくな話が続きます。
"ちっく"というのはわかり易いSFでなくて
一見何ら変わらない日常にさらっと
あり得ない事柄が続くといった内容。
かといってあたしの好きな安部公房みたく、
薄暗くて気持ち悪い…(あ、褒め言葉です…笑)
感じではなく、実にクリアに語られます。

二階扉をつけてください/
しあわせな光/二人の記憶/
バスジャック/雨降る夜に/
動物園/送りの夏

特に好きだったのはバスジャックと動物園。
前者はバスジャックがブームとなり、
文化やビジネスにも多大な影響を及ぼしている…
といった内容で、後者は動物園を商売相手に、
自ら動物を演じ集客力を向上させる…といったもの。
なかなかその発想、着眼点が面白いです。

因みにこの作者。男性なんですね。
読み終わるまで女性と思いながら読んでました。
先入観というのは怖い…(苦笑)