そう言えば結婚した事をまだ伝えてなかった。
そもそもここんとこ君との連絡は途絶えたままだ。
特に双方落ち度があったわけでもなく、
ただなんとなしに…今に至る。
きっとこのまま時間が過ぎれば全て解決する。
"きっかけ"の敷居はどんどん高くなり、
やがては遥か彼方に追いやられるだろう…。
しかしそうさせてはいけない"何か"が頭を擡げる。
君も同じ想いで居る筈だ。離れれば離れる程
強い絆を感じさせるのはきっとソレの効果だろう。
根拠はないが自信に満ちた想いだ。
その証拠に今メールが届いた。
流行る気持ちを抑えて携帯を手にする。
酷く落ち着いた振る舞いは、言わば負けず嫌い故。
君からではなかった。
そうゆう事だったんだ…。
安堵にも似た心地良さだ。負け惜しみではない…。

新学期になればクラス替えが行われる。
さっき先生たちが話していた。
クラスが多い訳ではない。
けれど、きっと君とは離れるだろう。
また根拠のない…しかし自信に満ちた想いが過る。
教室の真ん中で新しい面々に囲まれて
僕は困惑の表情を見せるのだろうか?
しかし日が経てばそこもまた快なり。
僕はまた君を見つけ、何時かに似た想いを馳せては
相も変わらず酔い痴れるのです。