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萌の朱雀沙羅双樹とくれば
やっぱりこれを観ないわけにはいかない。
ある種の強迫観念みたいなものだ。

やっぱり素直にお勧め出来ない(苦笑)
カンヌだろうがなんだろうが、
結局河瀬監督の作品は観客を選んじゃうから、
やっぱり大衆には受け入れられ難いでしょうね。
改めて考えてみれば、、
監督のテーマとする生と死といったものが、
現実社会ではどんどん身近なものではなくなっていくばかりか、
今となっては遥か遠い場所へ追いやられている気もする。
そう考えると監督の作品になかなか共感を抱けないのは
ある意味仕方ない事なのかな…とかとか、、。
勿論そういった現状があるから監督はあえて
そのテーマに固執するところもあったりするのだが、
だからなんとも理不尽な状況ではあるというか…。

加えて今回の設定はなかなか共感し難い。
いや、2人が背負った悲しみはわからんでもないが、
それが映像を通してはあたしには届いてないかなぁ…。
認知症の老人…という演出も、う~ん、?、て感じで。。
てことであたし的な感想はイマイチ。
やっぱり河瀬監督作品の中だと「沙羅双樹」がBestで、
あたしの中でそれはなかなか超えられない感じですかね…。

先の感想の通り良いと思える場面もあまりなく、、。
あえて言うならスイカの場面とか、
あと終盤の自然豊かな森の中で
突如訪れたヘリコプターの音に
急に現実に連れ戻されそうになる場面とか。。

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しかし当時中学生ながら「萌の朱雀」で
瑞々しく透明感のある主演を演じた尾野真千子。
今作品で10年ぶりに河瀬作品に抜擢されたのだけど、
面影を残しつつ着実に大人の顔になってますね。
当時は可愛くて、今はとてもキレイです(笑)
沙羅双樹」で出演してた兵頭祐香も良かったし、
河瀬監督の素人(女の子)を見出す手腕、、
というかそのセンスはなかなかあたし好みです。。

映画のサイトにはこんな記載があった↓。
これはとても共感出来るのです。

> わたしも含めた現代人は、マイナスの要素を排除し
> 快適な空間のみを追い求めるあまり、たいせつなものを確かめられない日々を
> 過ごしているような気がしてなりません。


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