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先週の「萌の朱雀」に続きまた行って来た。
渋谷シネマ・アンジェリカでやってる
河瀬直美監督特集「沙羅双樹
あたしはこれが大好きで、DVDも持ってるけど
やっぱ劇場でも見ておきたいと。。

奈良の旧市街地で行方不明になった双子の兄。
行方がわからぬまま時は流れ、
それから5年後の家族を描く。

当初母親役で予定していた俳優を
演技が駄目だからクビにしたとか噂があるけど、
いずれも監督本人が母親役(妊婦)を演じている。
また河瀬直美がNHK「真剣10代しゃべり場」に
ゲストで出演した際に居合わせた福永幸平を抜擢。
特にあたしは父親役の生瀬勝久の
臨場感ある演技は好きですね。

とにかくこの映画で大好きなのは
終盤、母(河瀬直美)が産気付いたと連絡を受け、
学校から走って帰る俊と夕。
細かな路地を抜け家に辿り着くまでの
カメラワークが、序盤の駆けてく兄弟のそれと
オーバーラップして”ゾク”っとしてしまう。
断たれた命を遡るとそこには新たな命が宿るというか…。
ま、あたしが感じるだけかもだけど、、。

「忘れてもいい事
 忘れちゃいけない事
 忘れなきゃいけない事」

この言葉もとても印象深いですね。
人生において自身の思惑とは関係なく伴った結果。
いずれも幾分”ケジメ”をつけながら
生きて行かなきゃいけないのかなぁ…と。
いつまでも過去にこだわるのも、、
どうなんだろう?…とか。。

そして新たな命の誕生。
至極当たり前の情景なのに、
とても胸を打つものがありますね。
あたしも生まれた時はああして皆に祝福されて
生まれてきたんだと、
恥ずかしながら改めて実感してしまいますね。
そしてあたしらはその恩恵を次の世代に繋げていく事。
それに何ら理由(理屈)はないんだと。。


沙羅双樹 デラックス版

■河瀬直美 Official■