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あたしの毎年の密かな目標…
毎月1本は映画館で映画を観る。
あ、4月そろそろヤヴェ…と行ってきた。

ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツのお話。
シュタージと呼ばれる国家保安省の
ヴィスラー大尉は劇作家ドライマンと
その恋人で舞台女優のクリスタを監視し、
彼らが反体制であることの証拠を掴むよう命を受ける。
彼はドライマンの自宅に盗聴器を仕掛け、
屋根裏に陣取り監視を開始した。

全体的には色彩含めてモノトーンな感じで
それが当時の強固な共産主義を印象付ける。
監視役のヴィスラーも物語の序盤はまさに
それを絵に書いたような人物で
冷酷無情に任務を遂行しようとする。

もちろんこの映画の見所は、
冷酷無情に見えるヴィスラーが次第に
軟化するところにあるのだが、
その表現が繊細であり、リアルだ。
特にラストシーンで見せる至極控えめで
安堵にも似た彼の表情が素晴らしく映るのも、
そういった演出が2時間強徹底しているお陰だろう。

あと個人的に印象的だったのは、
壁崩壊後に過去を懐かしむ会話のシーン。
確かに抑圧された中だからこそ
理不尽さを思いながらも人は生き甲斐を感じ、
そして高揚するものなのかもしれない。
もちろん抑圧されるにも限度はあるが、
自由である事もある意味生き難い…と。

それにしてもこの映画観ちゃうと
ドイツ人女性って「デカっ!」って
イメージになっちゃうなぁ…(笑)

■善き人のためのソナタ■

P.S.
シネマライズは去年エコールを観たんだけど、
その時途中でトイレ行ったのね。
それ以来トラウマになってて、
ココで映画観る時は通路側なんです(苦笑)