物語は政権争いに巻き込まれ、
切腹させられた父の汚名を背負って生きる
青年、文四郎の物語。
家族に友に文武に恋…そして罠。
誰もが生きていく上で欠かす事のできない
事柄が小気味良く展開していく。
いずれも近代に生まれ育ったあたしにとって、
当時に生きる彼らは何とも清く逞しく映る。
父を敬い、友と計らい、色情を慎む。
やはりあたしはこうした時代を羨ましく思う。
明確な身分制度があり、物質的に豊かでなくとも、
自然は彩り、時は穏やかに流れ、、
少なくとも今よりは心が豊かであっただろう…と。
幾分美化し過ぎてるかもだけど(苦笑)
「政治とは要するにそういうことで、
治められている側の気持ちを汲むことだ」
中でもあたしはこの一節がとても印象深い。
いつの時代にも欠かすことの出来ない
上に立つ立場の者には必要な心がけだろう。
これが実践できているのとできていないのでは
組織力は全く別のものになると感じる。
「人は後悔するようにできている」
そして文四郎とふくの行く末はなんとも切ない。
でもここで使う”切ない”という表現は
必ずしも辛く悲しいという事だけではない。
言い換えれば”切ない”想いをしない人生は
全くつまらないものになるだろう。
人はどうあれ後悔する生き物であり、
それを顧みて想いにふけるのは
決して不健康な事ではない…と。
無論、その時々に至る自身の状況を
一定容認している前提ではあるけど。。
たまにはこういった時代小説も読んで、
今となっては忘れてしまった当時の人々の
価値観(人生観)に触れてみるのもよいですね。

蝉しぐれ
切腹させられた父の汚名を背負って生きる
青年、文四郎の物語。
家族に友に文武に恋…そして罠。
誰もが生きていく上で欠かす事のできない
事柄が小気味良く展開していく。
いずれも近代に生まれ育ったあたしにとって、
当時に生きる彼らは何とも清く逞しく映る。
父を敬い、友と計らい、色情を慎む。
やはりあたしはこうした時代を羨ましく思う。
明確な身分制度があり、物質的に豊かでなくとも、
自然は彩り、時は穏やかに流れ、、
少なくとも今よりは心が豊かであっただろう…と。
幾分美化し過ぎてるかもだけど(苦笑)
「政治とは要するにそういうことで、
治められている側の気持ちを汲むことだ」
中でもあたしはこの一節がとても印象深い。
いつの時代にも欠かすことの出来ない
上に立つ立場の者には必要な心がけだろう。
これが実践できているのとできていないのでは
組織力は全く別のものになると感じる。
「人は後悔するようにできている」
そして文四郎とふくの行く末はなんとも切ない。
でもここで使う”切ない”という表現は
必ずしも辛く悲しいという事だけではない。
言い換えれば”切ない”想いをしない人生は
全くつまらないものになるだろう。
人はどうあれ後悔する生き物であり、
それを顧みて想いにふけるのは
決して不健康な事ではない…と。
無論、その時々に至る自身の状況を
一定容認している前提ではあるけど。。
たまにはこういった時代小説も読んで、
今となっては忘れてしまった当時の人々の
価値観(人生観)に触れてみるのもよいですね。
蝉しぐれ
