「快適!レンタカー生活」のYahoo!Blog β版です。


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smartというブランドの外車は・・・実は、あまり気にされていないみたいですが、「どんなに小さな立体駐車場でも入れられる外車」です。

全高が1550mm以下で5ナンバーサイズなので、私がこれまでに体験した最も小さな立体駐車場・・・あれは確か・・・静岡県にありました。「5ナンバーサイズ車両しか入れることができない」貸しビルの駐車場。

「どんなところでも走ることができる外車」に乗りたい人が選ぶ車両なんだろうな。と思いながら、走っていました。

「どうも後ろの方を中心に旋回する感じがある車両だな。」と少々なんというか・・・違和感を感じながら。

気になって、まず、トランクからチェック。

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深さが浅いぞ。すごく。

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なんか分厚いマットが・・・今までに体験したことがない分厚さだ。

この鉄板の下はなんだろう?

と思ったら・・・なんだか簡単には開けられそうもない。なんだこれ?

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下回りを覗き込んで驚いた。トランスミッションが見える!

これ、RR車か?

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前に回り込んでみると・・・すげえや。ここまでフルフラットに成形されている車両、初めてみたよ。

ドライブシャフトはないから、後ろエンジン、後輪駆動の車両だ。

ということは、この外気取入れ口は、インテーク用か?

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RR方式にしている制限事項は、リヤウインドスクリーン周りにも現れていて・・・

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この端っこの丸い出っ張りはなんだろう・・・・

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何か理由があって、ウインドウを下に降ろすことができない。

むか~し昔の車両のようにちょこっとリヤウインドウを開けられるようになっていた。

恐らく、「衝突時にフロント側にエンジンがあると対歩行者及び、室内乗員に不具合が生じる。この車両の大きさだと。」という結論の元にRR方式が選択されたのだと思います。

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リヤシートを折りたたむとタイヤを7本積むことができる収容スペースが作れるのですが・・・

ゴルフバックを収納する時は、二人乗りの車になってしまいます。

この車両、「なんでこの形なんだろう?」と思うところが色々とあって・・・

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リヤゲートのロック部がものすっごくごっついのは、メルセデス・ベンツ系列っぽいのですが、ど真ん中の穴(空間)がね。

多分、ここに手を入れて、ゲートの開け閉めをしろってことなんだろうけど・・・よくわからん。

それとCピラーが分厚いので、左後方の視界があまりよくないです。

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メルセデス・ベンツが、そのマークをこの車両につけない(つけさせない)理由がそこここに見えるところがあって・・・

この写真、わかりますか?

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グローブボックスの下にほら・・・白いものが飛び出しているでしょう?

これ、制御系の何かのカプラーなんです。カバーをしないことを良しにするなんて、メルセデス・ベンツブランドだったら許されない。

だから「Smart」という別ブランドでの展開なんだと思います。できる限り安く車両を提供できるように。

ライトレベライザーが、ハンドル左下のとっても操作しにくい位置にあったりとかね。

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POPなデザインを演出しようという努力はわかるのですが・・・

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巨大なグラスルーフは、すごくいいです。この写真、外の風景がよく見えていますが、実際には、外側から車内は真っ黒になって、ほとんど覗き込むことができないです。

ただ、このグラスルーフで天井厚みが増しているところにRR方式なので、リヤシートの居住性が・・・

身長171cmの私がリヤシートに座ると、「天井がヘッドレスト」になります。大人の男性をリヤシートに乗せるなんて無理!

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丸い空調吹き出し口がアクセントになっているダッシュボード。

でもねえ・・・後付けナビシステムよりも上方に飛び出しちゃう吹き出し口ってどうなのよ。視界を阻害しちゃってる。

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エアコンユニットもね。最初、温度調節方法がわからなかった。ノブのデザインが奇抜すぎて。

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メータ内部にトランスミッションのポジションが掲示されるのですが、その脇に書いてあるEの意味がわからなかった。

どうもECOモード・・・のことのようです。

このトランスミッション、ロボットAT的な動きをします。

どうにもギクシャク。

信号待ちからのスタートがとにかく辛かった。

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ホイールハウスが食い込んで、アクセルとブレーキペダルの間が狭いのは、まあ慣れました。

このアクセルペダルを普通に踏んでしまうと、ガクンと大きなショックと共に変速されるんです。

なんとかしてそのショックを軽減する方法は・・・とにかくそおっとアクセルを踏むこと。

それと、クルーズコントロールが装備されているので、市街地であっても積極的にクルーズコントロールを使って、一定速度を心がけること。(30km/h程度でも作動しました。)

足回りはすごくいいです。ドイツ車っぽくないセッティングで、小さな車体なのに高速道路の段差を抑え込みにいくのではなく、柔らかく受け流してくれる動きをします。ステアリングの反応も直進性重視で、すごくしっかり感があるので、「高速道路をよく走るけど、立体駐車場も心配しなくていい外車」を求める人には受けると思います。

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シートもメルセデス・ベンツAクラスと共通デザインで、疲れにくい構造ですしね。

ただねえ・・・日本の道では・・・ハンコを押す前にデミオディーゼルとスイフトを試乗することを強くお勧めします。


燃費は、6.5km/litterでした。