現行プリウスは・・・大変申し訳ないけど、「運転していると機嫌が悪くなる車」です。私にとっては。
額に迫るフロントガラス。
2代目に比べるとだいぶ改善されてきたけど、動かすと慣性がついてしまうステアリング。
ブレーキも・・・どんどん手は入れられているけど、どうにも・・・
「運転ヘタになったのかな?」って時々思わされてしまうんです。

で、今回は。「7人乗り仕様の3列目シートが外された」バージョン。

「リヤオーバーハングの部分を大きくしただけだろ?」
って思っていたんですよね。このプリウス。

実際は・・・・別物?
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運転席真ん中にでかいセンターコンソール。
・・・・フロントデザインが3台目プリウスと全く同じ・・・と思っていて、気がつかなかったけど、この車、車幅が普通のプリウスより全然幅広いです。

でも、運転しにくいほどの幅広さでもない。
(私の中で気を使う幅広さの車は、フーガ、あるいはカムリぐらいの幅の車)

二列目シートは、前後にスライドするんですよ。
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しかも背もたれの角度調整もできるし。

ハッチゲートを開けてみると・・・・
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まあ、相変わらず、天地方向が低いですが、たぶん・・・3列目シートも納められる。
想像すると、あのシエンタよりも狭い3列目シートになりそうですけどね。

ステアリングもそう慣性がつかなくなっていて、なによりブレーキが本当に良くなっていました。
手をずっと入れ続けているんでしょうね。弱点そのものには気がついていて。

で、運転中にハタと気がついて、ある作業をしてみましたよ。
それは、「都心の立体駐車場にこのボディは入れられるのか?」

「1550mm制限」と表示がかかっているところに立駐設備をわざわざ選んで入庫にチャレンジ。
おおっ!全然問題なく、パレットに納めて、収納してもらうことができた。
いやあ・・・たぶんこの車両、ホンダオデッセイが「普通の車」になった現在、恐らく唯一「気兼ねなく立体駐車場に入れることができる7人乗り車」ですよ。
変な状況ですからね。今や、軽自動車ですら、立駐に入れられない時代。

なんかまあ・・・トヨタらしい、すさまじく市場リサーチがされた車だと思います。
「たくさん売れているプリウスを使って、実験を行ってみよう。」という商品企画だったんだと思います。
現行プリウスで、最もお勧めしたいバージョンです。でも・・・
次世代車では、フロントガラスは、運転席から離してもらいたいんですけどねえ・・・・

あ、そうそう。
この「大きなプリウス」1つだけ気になることがありました。
それは、「走行音(タイヤの音)がかなり大きい」ことです。
脇に妻を乗せて走っていたのですが、途中で、「これ、ハイブリッドカーじゃないよね?」とわざわざ確認されました。

・・・・なんでだろう?
話を聞いてみると「室内がものすごくうるさい。」
いや・・・確かに気にはなっていたけど・・・たぶんタイヤの銘柄のせい・・・と思いたい。
一日運転していて、どのアスファルト舗装でも状況が変わらなかったからね。
燃費は、21.3km/litterでした。