像法に入(い)って五百年に天台大師 漢土に出現して、南北の邪義を破失して正義(しょうぎ)を立てたまふ。所謂(いわゆる)教門の五時・観門の一念三千 是(これ)なり。国を挙(あ)げて小釈迦と号(ごう)す。然(しか)りと雖(いえど)も 円定(えんじょう)・円慧(えんね)に於(おい)ては之(これ)を弘宣(ぐせん)して、円戒(えんかい)は未(いま)だ之を弘(ひろ)めず。
(平成新編0683・御書全集1372・正宗聖典ーーーー・昭和新定[2]1003・昭和定本[1]0748)
[文永10(1273)年08月03日(佐後)]
[古写本・日興筆 北山本門寺 日順筆 北山本門寺]
[※sasameyuki※]