『当世念仏者無間地獄事(浄円房抄)』(佐前) | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 爰(ここ)に念仏者 会(え)して云(い)はく、往生(おうじょう)に四(よっつ)有り。一(ひとつ)には意念(いねん)往生、般舟三昧経(はんじゅさんまいきょう)に出(い)でたり。二(ふたつ)には正念(しょうねん)往生、阿弥陀経に出でたり。三(みっつ)には無記往生、群疑論(ぐんぎろん)に出でたり。四(よっつ)には狂乱往生、観経(かんぎょう)の下品下生(げぼん げしょう)に出でたり。詰(なじ)って曰(いわ)く、此(こ)の中の意・正の二(ふたつ)は且(しばら)く之(これ)を置く。無記往生は何(いず)れの経論に依(よ)って懐感禅師(えかんぜんじ)之を書けるや。経論に之無くば 信用 取り難(がた)し。
(平成新編0313~0314・御書全集0105・正宗聖典ーーーー・昭和新定[1]0488・昭和定本[1]0312)
[文永01(1264)年09月22日(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]