守護章上の下に云(い)はく「当今(とうごん)の人は 機 皆(みな)転変(てんぺん)して都(すべ)て小乗の機 無し。正像(しょう ぞう)稍(やや)過ぎ已(お)はって末法 太(はなは)だ近きに有り。法華一乗の機、今 正(まさ)しく是(これ)其(そ)の時なり。何を以(もっ)てか知ることを得(え)ん。安楽行品に云はく、末世法滅の時」と。又 云はく「小乗権教(ごんきょう)の禅定堅固(ぜんじょうけんご)已(すで)に過ぎぬ」文(もん)。
(平成新編0256・御書全集ーーーー・正宗聖典----・昭和新定[1]0397・昭和定本[3]2293)
[文応01(1260)年(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]