『戒体即身成仏義』(佐前) | 細雪の物置小屋

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御宗祖御開山遺文DBを中心に投稿します。
[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

舎利弗(しゃりほつ)を始めとして千二百の阿羅漢・梵王(ぼんのう)・帝釈(たいしゃく)・阿闍世王(あじゃせおう)等の諸王、韋提希(いだいけ)等の諸(もろもろ)の女人(にょにん)、皆「衆生をして仏知見(ぶっちけん)を開かしめ清浄(しょうじょう)なることを得(え)せしめんと欲(ほっ)す[細雪注・妙法蓮華経方便品第二の御経文]」と開会(かいえ)せし事は、五戒を以(もっ)て得たる六根・六境・六識を改めずして、押さへて仏因と開会するなり。竜女が即身成仏は畜生蛇道(ちくしょう じゃどう)の身を改めずして、三十二相(そう)の即身成仏なり。畜生の破戒にて表色(ひょうしき)なき身も、三十二相の無表色の戒体を発得するは、三悪道(さんなくどう)の身 即(すなわ)ち五戒たる故なり。
(平成新編0007・御書全集----・正宗聖典----・昭和新定[1]0009~0010・昭和定本[1]0009)
[仁治03(1242)年"文永03(1266)年"(佐前)]
[真跡、古写本・無]
[※sasameyuki※]