『上野尼御前御返事』(佐後)[真跡(断片)] | 細雪の物置小屋

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[参考]『日蓮大聖人の「御書」をよむ 上 法門編』著者・小林正博
発行所・株式会社第三文明社
『日蓮大聖人の「御書」をよむ 下 御消息編』著者・河合 一
発行所・株式会社第三文明社

 抑(そもそも)御消息を見候(そうら)へば、尼御前の慈父(じふ) 故 松野六郎左衛門入道殿の忌日(きじつ)と云云。子息(しそく)多ければ孝養まちまちなり。然(しか)れども必ず法華経に非(あら)ざれば謗法等云云。釈迦仏の金口(こんく)の説に云(い)はく「世尊(せそん)は 法久(ひさ)しくして後 要(かなら)ず当(まさ)に真実を説きたま(給)うべし」と。多宝(たほう)の証明(しょうみょう)に云はく「妙法蓮華経は皆(みな)是(これ)真実なり」と。十方の諸仏の誓(ちか)ひに云はく「舌相(ぜっそう)梵天に至る」云云。
(平成新編1574・御書全集1580・正宗聖典----・昭和新定[3]2253・昭和定本[2]1890~1891)
[弘安03(1280)年11月15日"弘安04(1281)年11月15日"(佐後)]
[真跡・京都本禅寺(10%未満現存)]
[※sasameyuki※]