御心にも推(すい)せさせ給(たま)ひ候(そうら)へ、日蓮 何(いか)なる大科 有りとも 法華経の行者なるべし。南無阿弥陀仏と申さば何なる大科 有りとも 念仏者にて無しとは申しがた(難)し。南無妙法蓮華経と我が口にも唱へ候(そうろう)故(ゆえ)に、罵(ののし)られ、打ちはられ、流され、命に及びしかども、勧(すす)め申せば法華経の行者ならずや。
(平成新編1201・御書全集1389・正宗聖典----・昭和新定[2]1776~1777・昭和定本[2]1442)
[建治04(1278)年02月13日(佐後)]
[真跡・大阪清普寺外一ヶ所(10%未満現存)]
[※sasameyuki※]